富津市田倉のマザー牧場で、ペチュニアの改良品種「桃色吐息」が見頃を迎えた。濃いピンクの花のじゅうたんが一面に広がり、訪れた人たちのため息を誘っている。

 標高約300メートル、牧場内の「花の谷」約5千平方メートルを染めるのが「桃色吐息」。約2万株が植栽され、花畑と青空とのコントラストが鮮やかな夏景色をつくり出す。親子連れらが、満開の花に囲まれてのんびりと散策したり、木陰のウッドデッキに座って周辺の山並みと合わせて一望したりと、思い思いに過ごしている。
 「桃色吐息」は南房総市の園芸家と千葉大学が共同開発した。2014年から夏のマザー牧場を彩り、9月下旬ごろまで楽しめる。
(岡田正弘)
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