市川市の夏の風物詩「第41回市川市民納涼花火大会」が2日夜、同市大洲の江戸川河川敷で開かれた。対岸の東京都江戸川区との同時開催で、市川側で観覧者約50万人(市発表)が見守る中、「最も高い山の形をした仕掛け花火」のギネス世界記録に挑戦。
強風が吹くあいにくの天候だったが、無事達成しギネス認定された。
 「ダイヤモンド富士-最高到達点!-」と題した特別企画。クレーンの操作で仕掛けを釣り上げ富士山の形を表現する花火で、山の頂上部を過去最高の「59・2メートル」に設定して挑んだ。
 午後7時15分、最初の5秒間に千発を打ち上げる派手な演出で開幕した。「ダイヤモンド富士」は同25分から10分弱繰り広げられ、仕掛けで描かれた富士山の上に数多くの花火が打ち上げられた。ギネス認定に成功したと発表されると、観覧会場では歓声が湧いた。
 開始から約1時間、約1万4千発の打ち上げが終わると、江戸川両岸を埋めた観客がペンライトなどで光をともし、大会を支えた花火師に向けて感謝の意を表現した。
(小北清人)
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