前回出場の2022年は新型コロナウイルス感染拡大予防のため、開会式には主将のみが参加。市船橋の選手がそろって開会式に参加するのは07年以来となった。
07年当時、主将だった野田和宏部長から、田中は「きのう(4日のリハーサル)より良い行進をしろ」と伝えられたという。ナインは3年の畠山悠里が出すかけ声に合わせ、聖地の土や芝生を踏みしめた。田中は「畠山の声がきのうより聞こえた。緊張感を持ってできた」とうなずいた。
入場行進は昨年優勝の京都国際を先頭に行われた。智弁和歌山の山田希翔主将が「自然環境や社会の状況が変化していく中で、高校野球のあり方も問われています。しかし、その魅力は変わりません」と選手宣誓した。
(森大輔)