同電鉄によると、駅名愛称は同電鉄側が打診し実現しました。両団体の交流はことし7月、同電鉄社員が作成し、SNS公開したユニークな周年広告が契機となり、「ナウル共和国政府観光局」公式Xが類似の投稿をSNSに掲載したことで始まりました。同電鉄が同月開催した「崖っぷちサミット」に参加するなど、交流を深めています。
「ナウル共和国」が愛称となったことにより、インターネット上では「ユニークな戦略をとるもの同士、仲良くなりそう」「乗り鉄としては見逃せない!」などと期待の声が上がりました。早速、現地を訪れ「(ナウルに)行ってきた」と投稿する人もみられました。
同観光局アカウントによると、駅舎内には年内に、日本ナウル友好記念博物館を開設する予定とのこと。かつて、シャンプーメーカーにより「髪毛黒生(かみのけくろはえ)」というユニークな愛称がついていた同駅。遠い島国に「行ってきた」と言える面白いスポットの誕生が、集客につながると期待されます。
同電鉄の竹本勝紀社長は「国名の駅名愛称は、おそらく日本初ではないか」とした上で「せっかくご縁をいただいたので、ナウルを発信する拠点としていきたい。話題を集め、相互の誘客につなげたい」と期待を込めました。
(デジタル編集部 田村理)