第107回全国高校野球選手権大会で3年ぶり7度目の出場を果たした市船橋は、5年連続11度目出場の明豊(大分)と1回戦を行う。千葉勢が明豊と対戦するのは、第103回大会1回戦で6-0で勝利した専大松戸以来。
市船橋の海上雄大監督(43)と、明豊の川崎絢平監督(43)が甲子園で対談し、相手の印象や初戦への意気込みなどを語った。
 -相手チームの印象は。
 海上監督「甲子園に5年連続で出場できていることに関して、リスペクトしかない。映像を見たが隙がないチーム。うちもミスできないな、と思った」
 川崎監督「千葉というレベルの高い地域を勝ち上がってきた。精神面の強さも持っていると思う。明豊は最近、千葉のチームに勝てていないので何とか勝ちたい」
 -警戒する選手は。
 海上監督「大分大会決勝で先発した右の大浦(崇輔)投手は球が速い。(左の)寺本(悠真)投手は素晴らしく、打てる球が少ない」
 川崎監督「(「3番・捕手」の)花嶋(大和)選手と、私が川崎なので(背番号1の)川崎(耕司)投手。これからしっかり分析する」
 -自チームのキーマンは。
 海上監督「注目されるのは花嶋だが、去年から出ている(1番打者の)大木(陽翔)もいる。大木、花嶋がポイントになる」
 川崎監督「失点が多くなると勝ち目がない。
寺本、大堀(羚斗)、大浦の3投手が、どれだけ抑えられるかが鍵になる」
 -理想の試合展開は。
 海上監督「投手が4人いるので何とか失点を少なくして、食らいつきたい。後半勝負になった時、緊張感のある良いゲームになれば」
 川崎監督「ビッグイニングをつくられると太刀打ちできない。失点しても最少失点で抑え、何とかしがみついて後半の勝機をものにしたい」
 -ナイターの試合となる。
 海上監督「ナイターの試合や練習は地元でもやっている。その点に関しては違和感はない」
 川崎監督「うちも練習は照明をつけてやっている。不安はないわけではないが相手も同じ条件」
 -初戦への意気込みを。
 海上監督「千葉の代表として全力で準備を重ねる。個人的には川崎監督は同年代で憧れの存在。甲子園球場で川崎監督と試合をできるのは楽しみ」
 川崎監督「ここ2年、甲子園で勝ち上がることができていない。何とか1勝して応援している方々に喜んでほしい。持っている力を出して、良い勝負ができれば」
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