JR千葉支社は15日までに、インターネット版などの時刻表で、13日と14日の外房線電車各1本の発車時刻を遅く表記する誤記があり、一部の乗客が当該電車に乗り遅れたと発表した。14日に乗客からの指摘で判明した。
臨時列車の設定に伴って生じた限定的な発車時刻変更について、時刻表制作関係会社への連絡が漏れていたという。
 時刻表に誤記があったのは、上総一ノ宮駅午後4時発、千葉駅午後4時49分着の上り普通電車。同支社ホームページのデジタル時刻表や、乗り換え案内サイトなどで、本納駅-千葉駅間の各駅での発車・到着時刻を2~6分遅く表記していた。
 臨時列車は特急わかしお88号で、夏の繁忙期の複数の日に設定されている。この特急を運行する日は、待ち合わせのため当該電車に本納駅で5分の停車時間が発生するが、13~15日に限ってはこの待ち時間が発生しない通常通りの発車時刻だった。
 待ち合わせ発生に伴うダイヤ修正は時刻表などに事前反映。一方で、13~15日分も待ち合わせが発生するダイヤ案内のままになっていた。
 乗り遅れた乗客には後続電車を案内した。15日は誤記した時刻表に合わせて運行する対応にした。同支社は「再発防止に取り組む」とコメントした。
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