主催する西志津スポーツ広場の会によると、同ラジオ体操は2003年7月にスタート。当初は「夏休み子供ラジオ体操会」と題し夏休み期間のみの実施予定だったが、参加者からの要望でその後も毎朝継続して実施するようになった。
正月や雨天時も欠かさず実施し、回を重ねるごとに参加者が増加した。06年にはNHKの巡回ラジオ体操の会場にも選ばれるなど住民に広く浸透。現在は子供から高齢者まで1日平均150人が参加する。昨年12月13日で累計参加者が100万人となり、節目の大台を突破した。
30日は老若男女約350人が集合し、音楽に合わせ軽快に運動。体操後の式典では、くす玉を割って祝福した。
同会の玉城清剛会長は「皆さんの継続のたまもの。今後も累計200万人突破目指し、仲間と語り合いながら健康づくりをしていこう」と呼びかけ。ラジオ体操の普及に取り組むかんぽ生命からも柏支店業務部の安部恵部長が駆けつけ「健康への関心が高まる中、普及に協力してもらい感謝」と述べた。
03年から欠かさず参加しているという南朝子さん(78)は「当初は数人から始まって、こんなに集まるようになるとは思わなかった。元気に過ごせているのはラジオ体操のおかげ」と笑顔。小学5年生の松本莉央奈さん(10)は「ここに来るといろいろな人と話せるのが楽しい。これからも続けたい」と話した。
(佐藤楓)