「月刊ぐるっと千葉」発行会社の破産決定　事業譲渡は断念
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　千葉県内グルメやイベントを紹介する地域情報誌「月刊ぐるっと千葉」を発行する木更津市の「ちばマガジン」が、８月１３日に千葉地裁から破産開始決定を受けたことが１１日、東京商工リサーチ千葉支店の調査で分かった。負債総額は１９８人に対して、１億９９２万円。

　同支店によると、同社は当初事業譲渡を検討していたが、断念した。２５周年記念号を発行した７月１８日に事業を停止し、その後、千葉地裁に自己破産の申し立てをした。読者から定期購読料を受け取っていたことなどから負債額が膨らんだ。
　同社は８月２１日付でホームページに「休刊のお知らせ」を掲載。三富啓善編集長名で「昨今の読者環境や出版事情の変化を受け、苦渋の決断に至った次第」とコメントを発表した。
　同社は２０００年設立。同年７月から月刊ぐるっと千葉の発行を始め、千葉県内を中心に書店やコンビニ、スーパーなどで販売していた。発行部数は公称５万部。近年は広告収入などの伸び悩みから業績が低迷していた。
（粕谷健翔）
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