今月から始まった御宿町最大級の食の祭典「おんじゅく伊勢えび祭り」の最初のイベント企画が13日、月の沙漠記念館前広場で開かれる。町の漁業と飲食・宿泊業の関係者らがタッグを組んでの街おこしで、特産の伊勢エビを使って“御宿観光”を盛り上げる。
祭りは、約400グラムの大型サイズを限定セットで大盤振る舞いする10月5日の「ビッグイベント」など週末を中心に10月末まで開く。
(馬場秀幸)
 祭りは町観光協会主催で、今年で26回目。13日の企画イベントは午前10時から開催し、ほぼ仕入れ価格での伊勢エビの直売(量り売り)や、目の前でさばいてもらったエビをバーベキューで味わえるコーナーを設置。直売は400グラム以上を1キロ6500円、200~400グラムは1キロ7500円で販売(無くなり次第終了)。10月26日までの土日祝日に毎週実施する。
 目玉のビッグイベントは酷暑による熱中症予防のため、10月5日の1度のみ開催。人気の伊勢エビの詰め合わせセットは午前9時から、通常の倍近くある約400グラムの特大サイズ2尾を5500円で先着100箱限定で発売する。このほか、午前9時半から1尾2千円で、200グラムサイズのエビをトングで捕まえる「つかみ取り」があり、10時半から500食限定でエビのみそ汁を無料配布する。
 いずれも“エビ満載”の企画で、毎年約3千人を呼び込む人気イベント。同協会代表理事の大野吉弘さん(61)は「本当にいい伊勢エビを安くそろえている。一人でも多くのお客に御宿で食べてほしい」と来場を呼びかけた。
 祭り期間中、協賛する宿泊施設では先着千人まで、宿泊客1人につき、伊勢エビ1尾を使った料理が振る舞われる。
また、飲食店も特別メニューを提供する。問い合わせは同協会(電話)0470(68)2414。
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