木村さんは、7月26日午前4時半ごろ、仕事帰りに木更津市文京1のコンビニエンスストアに立ち寄った際、近くの矢那川に浮いて流されている女性(88)を発見し、護岸から川に入ると女性を支えて救急隊が駆けつけるのを待った。
当時、大潮と満潮が重なったため水深は約1・5メートル。木村さんは胸まで水につかった状態で約10分間にわたって女性の体を支え続けた。
宗政靖消防長から感謝状を受け取った木村さんは「あおむけになって浮いている女性がうつぶせになったので、危ないなと思ってとっさに体が動いた。女性の命が助かってよかった」と語った。
(岡田正弘)