御宿町・月の沙漠記念館前広場で13日、町特産の伊勢エビを使った食の祭典「おんじゅく伊勢えび祭り」の最初の観光イベントが開かれ、祭りが本格的にスタートした。人気の量り売りは、高級なエビが通常より安値の仕入れ価格で振る舞われ、来場者はその場でさばいてもらい、バーベキューで旬の味に舌鼓を打った。
(馬場秀幸)
 バーベキューでは、半身にした大ぶりのエビを豪快に炭火の網焼きで味わえることもあり、視覚だけでなく、磯の香ばしい匂いを会場に漂わせた。高級食材の絶品料理を堪能し、来場者らは「おいしい」「おなかいっぱい」と笑顔を見せていた。
 祭りは町観光協会(大野吉弘会長)主催。来月末までの土日祝日に開催するイベント企画の初日は、400グラム以上を1キロ6500円、200~400グラムは1キロ7500円で販売した。関係者によると、仕入れ価格の上昇で、値段を上げる可能性もあるという。
 事務局長の吉清文夫さん(73)は「イベントを通して、9、10月の新たな御宿の楽しみ方を発信していければいい。一人でも多くのファンを増やしていきたい」と強調した。
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