千葉市は19日、ストーカーやDVの被害を防ぐ保護支援措置を巡って、保護対象になっている1人の住所が記載された書類を、花見川区役所が誤って、取得制限を受けている相手に送付したと発表した。
 同区によると、本年度に発生。
保護対象者の関係者から書類の郵送申請を受け、対象者の現住所に郵送するための宛名ラベルを出力する際、対象者が過去に属していた世帯(相手住所)が出力されたものを宛名として使用し、郵送したという。
 保護対象者の関係者から「申請した書類が届かない」と連絡があり、調査の結果、誤送付が判明した。現時点で誤送付による被害は確認されていないという。
 区は保護対象者らに経緯を説明して謝罪し、現住所周辺のパトロールを警察に依頼するなどの安全確保に取り組んでいる。損害賠償の協議も進めている。
 区は再発防止に向け、関係書類の発行手順の再確認や、複数の職員による正しい郵送先などの確認を徹底するとしている。
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