市原市の山林で標識の掲示がない違法な鳥獣用くくりわなが多数設置されていた問題で、市は13日までに情報配信メールや交流サイト(SNS)を通じて同種のわなに注意するよう呼びかけた。
 メールなどでは、こうした違法わなについて「法律に基づく許可を得ずに設置されたものであり、大変危険」だと指摘。
その上で「人身事故やペットの負傷につながるおそれがある」とし、山に入る際は足元や周囲をよく確認することや、不審なわなを見つけた場合は触るなどせず、市や県へ通報するよう求めた。
 メールのほか、市アカウントのX(旧ツイッター)、フェイスブック(FB)にも投稿。FBにはくくりわなの写真を添付した。
 市原市では今月、同市寺谷の山林内で鳥獣保護管理法で定められた標識の掲示がなく、形状や大きさなども法定外の違法わな7基が見つかった。一部ではハンターが足を挟まれる事故があり、問題視されていた。
(佐藤大介)
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