市川市消防局は17日、部下に容姿を侮辱する発言を浴びせるなどパワハラを繰り返したとして、50代の主幹級職員を減給10分の1(2カ月)、60代と50代の副主幹級職員2人を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。
 同消防局によると、3人は4~7月、同じ職場の部下に対し、容姿をもとにしたあだ名で呼ぶなど侮辱的な発言を繰り返した。
副主幹級の2人は6~7月、同じ部下に消防車の運転指導などをする際に「バカか」などと、業務上必要な範囲を超える発言をした。
 被害に遭った部下が7月、市総務部のハラスメント相談窓口に訴え出て発覚。所属は変わらないが、3人とは顔を合わさない勤務になった。3人は「コミュニケーションの一環のつもりだった。今は不適切な発言だったと反省している」などと話しているという。
 吉村和弘消防局長は「深くおわび申し上げる。今後は服務規律の順守を徹底し、市民の信頼回復に努める」とのコメントを出した。
(小北清人)
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