街がにぎわう一方で事件事故も増加する年末年始に向けて、市民に防犯意識を高めてもらおうと、千葉西署は、近隣高校の生徒や、一日署長としてプロ野球・千葉ロッテマリーンズのマスコット「マーくん」らを招き、千葉市美浜区豊砂の商業施設イオンモール幕張新都心で、歳末警戒出動式と冬の交通安全運動キャンペーンを実施した。
 県立検見川高校吹奏楽部「Kemisui」がヒット曲メドレーを披露。
続いてマーくんと千葉ロッテのチアパフォーマー「M☆Splash‼」のMIKUさんが登壇し、署員と一緒に、電話de詐欺や交通安全に関するクイズ、客引きへの注意喚起を行った。
 クイズを通じ、今年の県内の電話de詐欺被害総額約65億円のうち約40億円が「ニセ警察詐欺」の手口で、30代の被害が多くなっていること、車だけでなく自転車の飲酒運転にも罰則があることなどを周知。約100人が訪れ、演奏に聴き入ったり、クイズに挑戦したりしながら理解を深めた。
 演奏した同高校1年の岡崎健太郎さん(16)は「普段は音楽を届けたいという気持ちで演奏しているが、きょうは防犯意識を高めてほしいという思いも込めた」と感想。マーくんは球団広報を通じて「イベントを通して、地域のみんなや警察の人たちが日々、街の安全を守っていることを改めて実感したよ」とコメントした。
(平嶋奏葉)
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