笑ってすがすがしい気持ちで新年を迎えようと、大みそかの31日、千葉市中央区の「海上山 千葉寺(せんようじ)」で、伝統の「千葉笑い」が開かれた。
 この風習は江戸時代、大みそかにお面や頬かぶりをして、時の権力者に対する不平不満を言ったとされるもの。
集まった人々は憂さ晴らしをして笑いに変え、心身ともに清らかになって新しい年を迎えたと伝えられる。
 千葉寺伝統太鼓保存会による寄せ太鼓や風習の由来を紹介する劇が披露されたほか、境内には不満を書く掲示板が用意された。参加者は「宿題が多い」「ボーナス少ない!」などと日々の不満を吐き出した。
 最後はみんなで「笑い三唱」をして、笑い声を響かせた。
 毎年来ているという60代女性は「いい新年が迎えられそう。また来年も来たい」と晴れ晴れとしていた。
 この風習は明治時代に一時、途絶えたが、2010年に再開。18年、県の文化資産に登録された。
(大村慧)
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