いすみ市のいすみ鉄道国吉駅駐車場で2日、正月恒例の餅つき大会が開かれた。イベントを開くいすみ鉄道応援団のメンバーらがつきたてを調理して鉄道好きや家族連れらに配り、2024年秋の脱線事故から全線運休の続くローカル鉄道の早期再開を願った。

 餅つきは同応援団が15年ほど前から開催。きねと臼でついた餅を汁粉や大根おろしのからみ餅、きな粉餅に調理して来場者に無料で振る舞った。「よいしょ、よいしょ」と餅つきの元気なかけ声が響き、来場した希望者もきねを振り下ろした。いすみ鉄道の古竹孝一社長や小路正和市長も駆け付けた。
 小学生の息子が餅つきに挑戦した千葉市中央区の女性(34)は、沿線風景の写真撮影が好きで「列車が止まっていて寂しい。早く運行してほしい」と待ち望んでいた。
 用意したもち米約40キロは、地元をはじめ、県外からも寄せられた。団長の掛須保之さん(63)は「全国にいすみ鉄道を応援してくれている人がいる。お餅を食べながら皆さんにもそれを感じてもらいたい」と、支援の輪の広がりに感謝し、少しでも早い再開につながるようにと思いを込めながら餅をついていた。
 会場では、鉄道グッズや地元飲食物の販売も行われ、同鉄道への応援メッセージを書き込むコーナーも設けられた。
(橋本ひとみ)
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