8日に投開票を控えた衆院選。中盤情勢も伝えられ、各陣営の選挙活動は一層活発になっている。
一方、今回の選挙期間中は大学などの入試シーズンでもある。大学側は事前に対応を決めたり陣営に受験日時を伝えたりして、受験生が安心して試験に臨めるよう動いている。
(大村慧)
 神田外語大学(千葉市美浜区)は3、5、6日が受験日。各候補者の選挙事務所を訪れ、受験日時の周知を図ったが、立地などから「大きな影響はなさそう」(担当者)だという。
 淑徳大学(同市中央区)は「千葉県選挙管理委員会を通じて配慮をお願いする予定」だという。担当者は「受験生に当日、静穏な受験環境に努めていると伝え、安心して試験に挑めるようにしたい」と答えた。
 2、3、6日に入試を行う敬愛大学(同市稲毛区)は万が一に備え、「生活騒音を超えるような音の場合は入試を中断して、陣営に抗議することを考えている」と事前に対応を決めた。
◆公選法で「静穏保持」
 公職選挙法は学校などの周辺で、選挙運動を行う際、「静穏を保持するように努めなければならない」と定めている。
 ある陣営の関係者は「受験生も有権者。迷惑にならないようにしたい」と話す。「できるだけ受験日時を把握して、選挙カーで回る時間帯をずらしたり、走行ルートの変更を行ったりしている。アナウンスする車上運動員にも、気を付けるよう伝えている」と強調した。

 別陣営の関係者も「『静穏保持』があるので当然配慮している」と話す。入試以外に保育園などの場所も確認しているといい、「今回の衆院選までの間に(演説の)定番の場所に新しく保育園ができていたので、場所を変えた」と明かす。「できるだけ配慮できるよう、スピーカーの向きも気を付けている」
 その上で「駅周辺には塾なども多い。現実的に選挙運動と配慮の両立が難しい面もある」と苦労を語った。
 県選管は国の通知に基づき、県内の各政党支部や候補者に対して、入試に配慮し静穏の保持に努めるよう伝えた。
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