第1クールは3日間ともに天候に恵まれた。「いい天気やな。
明後日は20度、超えるらしい」。サブロー監督はうれしそうに話をした。毎朝はまず天気予報をチェックする。それが日課となっている。
 キャンプスタート前日の全体ミーティングでは「勝つことは重要。そして楽しむことも重要。ただ楽しむを、どう捉えるか。ぜひ、こう捉えてほしい。ふざけるわけではなく、チャラチャラするわけでもない。本気で挑戦して失敗してもまた立ち向かう。これを楽しむという風に捉えてほしい」とスピーチした。
 野球は失敗のスポーツというのはよく言われる事だ。
失敗を恐れず、逃げず、どう真正面から向き合うか。サブロー監督は新チームにおいて選手たちには失敗をマイナスと思わず、本気で挑戦した結果であれば胸を張ってほしいと思っている。そして失敗からなにかを得てほしいと願っている。野球に限らず、人生において失敗からしかわからないことは多い。大事なのは本気でトライしたか。悔いのないプロセスを歩めたかだ。
 ブルペンではドラフト1位ルーキーの石垣元気投手がブルペンで立ち投げを行った。15球だったが、勢いのあるボールを投げ込んだ。「7割くらいの力」と本人は言った。そして「楽しかった」と笑顔が弾けた。堂々と投げ込む姿に「大したもんや。全然、動じない」と見守ったサブロー監督も喜んだ。
オフ日を挟んで、第2クールに入る。さらに強度は上がる。「みんな仕上がりが早い。いつ試合をしてもいいくらい」と指揮官は満足気に振り返る。その表情は都城の空のように晴れ渡っていた。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)
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