市原市姉崎で2008年1月、不動産会社「協永不動産」経営の永野武さん=当時(78)=が殺害された事件で5日、遺族と市原署員らが同市のJR姉ケ崎駅前と現場周辺で、情報提供を求めるチラシ約3千枚を配った。千葉県警は「ささいなことでも連絡してほしい」と呼びかけている。

 事件は08年1月17日の午後4~6時ごろに発生。自宅隣の不動産会社事務所内で、永野さんが頭などを刃物で刺された状態で見つかった。同日夕方ごろには事務所敷地内に入る不審な男が目撃された。男は当時30歳前後とみられ、身長が推定160センチ、細身で上下黒の服を着ていたという。
 警察庁は、この事件に関する公的懸賞金(捜査特別報奨金)の受付期間を来年2月4日まで延長することを決定。上限は原則300万円で、解決に結びつく情報の提供者に支払われる。
 昨年10月には、26年前に名古屋市で発生した殺人事件の容疑者が逮捕された。犯人逮捕の可能性は消えていない。
 永野さんの長女、曽根裕子さん(70)は「事件の解決を諦めていない」と強調。孫の曽根貴佑さん(34)は「1件でも多くの情報がほしい」と訴えた。
 事件の情報提供は同署捜査本部(電話)0436(41)0110。
(井田心平、宮嶋優)
編集部おすすめ