行方不明になった男児を千葉県白井市内の調整池で見つけ、力を合わせて保護したとして、県警印西署(今井隆署長)は19日、同市の市立南山中2年、川添玲良さん(14)と同級生の岩谷柚希さん(14)、県立白井高校1年、斎藤銀治さん(16)=浦安市=の3人に署長感謝状を贈った。斎藤さんは「消防士を目指している。
経験を生かして今後も人助けをしたい」と受け止めた。
 川添さんと岩谷さんは1月19日午後、帰宅中に遭遇した白井市内の施設の職員から、利用者の男児(8)が行方不明になっていると聞き、付近を捜索。同日午後4時10分ごろ、同市南山の調整池に入っていた男児を見つけた。2人は連携して「誰か、助けてください」と周囲の大人らに呼びかけた。これに気付いた川添さんの弟から携帯電話を受け取ると110番通報。男児の安全確保に貢献した。
 一方、斎藤さんは下校中、この調整池に男児がいると通行人から聞き、駆け付けた。近くにいた20代男性と一緒に、制服のまま池の中に入って男児を救助。「水の中は寒く、男児の肌は真っ赤になっていた」と振り返る。男児は病院に搬送され、けがはなかった。
 川添さんは「自分がやったことは当たり前のことだけ。感謝状をもらえてびっくり」。
岩谷さんは「ない方がいいけれど、今後、同じようなことがあったら今回の経験を糧にもっと冷静に動きたい」と力を込めた。今井署長は「冷たい水の中、溺れたり意識を失うリスクがあった児童を助けていただいた。今後も勇気や優しさを大切に」と3人をねぎらった。 (田村理)
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