成田空港に近い芝山町の航空科学博物館で20日、最先端のデジタル技術を用いたアート集団「チームラボ」の体験型作品の期間限定展示が始まる。19日に開かれた関係者向け内覧会では、縦約4メートル、横約18メートルの巨大なモニターに多彩な絵が出現。
絵は参加者の操作によって自由自在に動く仕組みになっており、世界の見え方についても考えさせるような展示空間となっている。
(渡辺翔太)
 作品名は「スケッチ環世界」。モニター上に広がる宇宙や自然、都市が調和した空間に、来場者がクレヨンで色・模様を施した飛行機やイルカ、鳥などの絵がスキャンされ投影される。貸し出し端末で自身の絵を操縦できたり、モニターに手をかざすと絵を動かせたりと没入型の作品となっている。
 チームラボの企画展は国内や世界15都市でも開催。地域活性化につながる成果があり、特に訪日外国人の集客力が光るという。
 成田国際空港会社(NAA)が、同館とチームラボのコラボを企画。NAAと県が昨年6月に空港を核とした産業や観光、地域の振興などを掲げた「SORATO NRTエアポートシティ構想」の実現を目指す一環として実施した。同構想と航空業界のPRも兼ねている。
 内覧会でNAAの片山敏宏上席執行役員は「言語と文化を超えて直感的に触れられる作品。一過性でなく、空港を核とした取り組みの可能性を模索する」と強調した。同町の麻生孝之町長も参加し、「(作品展示が)成功裏に終わり、エアポートシティの推進力になれば」と期待した。

 作品は4月19日まで展示される。入館料のみ必要。
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