X(旧ツイッター)上で千葉大病院(千葉市中央区)の看護師と疑われる人物の匿名アカウントが、医療事故や患者への不適切な処置などの内容を投稿していたことが波紋を呼んでいた問題で、同病院は31日、調査結果を公表した。投稿者はこの病院の看護師と特定できたが、患者に対する不適切な対応を実際に行ったことを示す証拠は確認されなかったと結論付けた。

 問題となったのは病院の看護師を名乗る匿名アカウント(現在は削除)で、2023年秋ごろから「インシデント書くの面倒だからいつも隠ぺいしちゃう」「薬は飲ませたフリをしてこっそり捨ててる」など、医療現場での不適切な行為を示唆する投稿を繰り返していた。
 千葉大病院の看護師である可能性が指摘され、同病院は昨年1月、問題のアカウントが学内の看護師のものであるかどうかを含めた内部調査を開始。2月には外部有識者を含む調査委員会を設置し調査を進めていた。同病院は調査対象者に自宅待機を命じたとしていた。
 同病院の発表によると、調査対象となった職員は昨年1月に投稿したことを認めた。投稿者本人は「内容は創作だ」と主張したという。調査委員会では「看護職の倫理綱領」などに抵触する可能性のある計142件の投稿を対象に調査を実施。患者に対する不適切な対応は確認できなかったと結論付けた。
 病院側は「患者やご家族、地域の皆さまに多大な心配をかけた」と謝罪した一方、投稿者の処分については「本学の規定にのっとり、適切に対応する」としている。
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