意識的に外国人選手とは積極的なコミュニケーションを取るように心がけている。サブロー監督は現役時代からそのように接してきた。
ある時、先輩からの「逆の立場で考えたら、何もわからない異国の地で話しかけてもらったり、食事に誘ってもらったら、うれしいと思うよ」という、何げない一言が刺さった。
 「ああ、そうだなって。それに食事をしながらのほうが話がしやすい。意思疎通ができる」と言う。それは立場が変わった今も変わらないスタンスだ。
 だから、マリーンズの一員となった助っ人選手たちと気さくに話しかける姿が目立つ。昨年も在籍していたネフタリ・ソト内野手、グレゴリー・ポランコ外野手はもちろん、今年加入したアンドレ・ジャクソン投手、サム・ロング投手、ホセ・カスティーヨ投手とも交流を深めている。キャンプ中や遠征先などで声をかけて食事を共にしたこともある。
 ジャクソンが春季キャンプ中のある時、ウイスキーが好きだという話をした。すると翌日、マネジャーを通じて前夜の会話の中でも話題となっていた日本のオススメのウイスキーを渡された。「とてもストロングで美味しかった」と喜んだ。「日本のウイスキーはスムーズで飲みやすい。
自分はバーボンウイスキーが一番好きだけど、それとはちょっと違って、とてもいい」と気に入った様子だった。
 ジャクソンはロングと一緒に行きつけの寿司店に連れていってもらったこともある。「アメージングなおいしさだった」と振り返り、招待をしてくれたことを感謝した。
 「監督の方からすごく気さくに話をしてくれるし、自分も話ができる。お互い信頼し合って何でも話ができる間柄なんだ。いろいろなことを話かけてくれたり、話をしてもらって自分たちの考えを引き出してくれる。力を引き出してくれる。とてもやりやすい」と言う。
 移籍後初登板は圧巻だった。4月1日のファイターズ戦(エスコンフィールド)。前日にノーヒットノーランを記録される悔しさを浴びた直後の絶対に負けられない一戦で気迫の投球を見せた。5回を投げて無失点。
150キロを超える豪速球で強力ファイターズ打線を抑え込み、初勝利した。チームの窮地を救う投球だった。
 今後の目標について問われると「25試合に投げて25勝したいね」と笑った。そして「闘争心を全面に出して、しっかりとしたパフォーマンスをしたい。できれば三振をたくさん取って、奪三振王のタイトルを取りたい」と胸を張った。
 指揮官から投手陣の軸として期待されるジャクソン。これからもチームのために腕を振る。三振の山を築き、サブロー監督にたくさんの白星をプレゼントする。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)
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