『名探偵コナン 緋色の弾丸』は「鉄道映画」としても歴史に名を刻める面白さ

『名探偵コナン 緋色の弾丸』は「鉄道映画」としても歴史に名を刻める面白さ
拡大する(全4枚)
本来2020年の4月17日公開予定だった『名探偵コナン 緋色の弾丸』。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大によって、公開を丸々一年延期されることになってしまいました。そしてついに2021年4月16日金曜日に劇場公開されました。

[関連記事] 「名探偵コナン」映画全作品の魅力徹底解説!|緋色の弾丸公開記念

[関連記事] 『緋色の弾丸』レビュー|いちばん観たかった赤井家の活躍があったという話 
 
[関連記事] 『緋色の弾丸』4DX版レビュー|「時速1,000Km」をマジで体感できた!

GWの本命映画第一弾

前々作『名探偵コナン ゼロの執行人』が興行収入91.8億円を、前作『名探偵コナン 紺青の拳』が93.7億円を記録したこともあり『緋色の弾丸』は念願の興行収入100億円を狙える位置にあります。目下『シン・エヴァンゲリオン劇場』が大ヒットを記録していますが、本作『緋色の弾丸』、そして一週間後に公開される『るろうに剣心最終章The final』がゴールデンウイークの中核を担う作品になってくるかと思われます。

秀作ぞろいの鉄道映画

『名探偵コナン 緋色の弾丸』は「鉄道映画」としても歴史に名を刻める面白さ


(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
鉄道・列車と映画は非常に相性が良いと言われています。現在の映画の形を生んだフランスのリュミエール兄弟が初めて有料公開上映したと言われるものも『列車の到着』という駅に列車が到着するドキュメンタリーフィルムでした。サイレント期最初期に公開された娯楽映画にも『大列車強盗』というモノがあり、世界初の西部劇とも言われています。

列車は限定空間が一方向に進んでいくモノですが、映画と映画館もまた限定された世界が一方向の物語が進んでいくモノです。小説などは途中で読み返せます、映画館での映画は一方向でしか物語を味わえません。そういったこともあって映画草創期から鉄道・列車が使われた映画は名作が多いと言われています。

何度もリメイクされている『オリエント急行殺人事件』、『サブウェイ・パニック』、『アンストッパブル』、元々は黒澤明が監督する予定だった『暴走機関車』などなど枚挙にいとまがありません。

韓国発作品でも今やアカデミー賞監督となったポン・ジュノの『スノーピアサー』や続編も作られた『新感染ファイナル・エクスプレス』などは一度は見ておきたい作品です。日本にも『新幹線大爆破』や『交渉人真下正義』といった娯楽作がありますし、『銀河鉄道999』シリーズも日本アニメーションを代表するシリーズですね。まぁ…『シベリア超特急』シリーズはお任せしますが…。

よくよく考えれば、昨年秋に公開されて日本国内の最多動員記録、最高興行収入を記録し続けている『劇場版 鬼滅の刃無限列車編』鉄道映画でしたね。

『緋色の弾丸』は?

『名探偵コナン 緋色の弾丸』は「鉄道映画」としても歴史に名を刻める面白さ


今回の『名探偵コナン 緋色の弾丸』もその中に連なる一本と言える見事な鉄道・列車サスペンス映画に仕上がっています。

劇中の真空超電導リニアの描写は現状アニメーションでしか描けないもので、いいアイテムを採用したと思います。今回IMAXやMX4D、4DXシアターでの上映しているので、ダイナミックな画面にはぴったりな一本と言えるでしょう。

→『名探偵コナン 緋色の弾丸』4DX&MX4D上映 映画館 全国一覧|2021.4.16-

クライマックスの大掛かりなアクションもまたアニメーションならではの展開で、圧巻の一言です。

それとメインゲストの赤井一家との活躍との絡ませ方も巧みでした。前作の『紺青の拳』では“怪盗キッドVS京極真”とといライバルストーリーとシンガポール、マリーナベイ・サンズという舞台設定という二つの大きな要素の食い合いが悪く、どこかストーリーに乱暴なところというか、アンバランスさを感じるところがありました。

しかし、今回の『緋色の弾丸』は超電導リニアと高精度の狙撃という二つの要素が上手く絡み合い、また並行して描かれるカーアクションなども物語のスピード感を損なうことなく見事に盛り上げています。

『名探偵コナン 緋色の弾丸』は「鉄道映画」としても歴史に名を刻める面白さ

 
このような作品の魅力を味わうにはできるだけ大きなスクリーンでと言いたいところですが、一週間後の4月23日に公開された『るろうに剣心最終章The final』もIMAX、4DX、MX4D形式での公開が決まっているので、ラージフォーマットで『名探偵コナン緋色の弾丸』を見るならこの公開一週目がより確実です。

(文:村松健太郎)

--{『名探偵コナン 緋色の弾丸』作品情報&映画全作品の概要}--

『名探偵コナン 緋色の弾丸』作品情報

ストーリー
世界最大のスポーツの祭典『WSG-ワールド・スポーツ・ゲームス-』の東京開催を控えた日本。その開会式に併せて、日本の技術を総集結した、最高時速1000kmを誇る世界初となる真空超電導リニアが、新名古屋駅と東京に新設される芝浜駅間に開発されることが発表された。世界中から注目されるなか、名だたる大会スポンサーが集まるパーティー会場で突如事件が発生する。企業のトップが相次いで拉致され、その裏には事件を監視するFBI捜査官・赤井秀一(声:池田秀一)と、彼からの指令を待つFBIの姿があった。コナン(高山みなみ)の推理により、15年前にアメリカ・ボストンで起きたWSG連続拉致事件との関連性が浮かび上がる。そして、当時の事件もFBIの管轄だったことが判明するが、はたしてこれは偶然なのか? 世界中から大勢の人々が集まる日本で、これから何が起ころうとしているのだろうか……? 

予告編


監督
永岡智佳

声の出演
高山みなみ/山崎和佳奈/小山力也/池田秀一/浜辺美波/緒方賢一/岩居由希子/高木渉/大谷育江/林原めぐみ ほか
 
上映時間
110分

映画全作品の概要

→全映画の魅力徹底解説記事

→名探偵コナン 時計じかけの摩天楼

→名探偵コナン 14番目の標的

→名探偵コナン 世紀末の魔術師

→名探偵コナン 瞳の中の暗殺者

→名探偵コナン 天国へのカウントダウン

→名探偵コナン ベイカー街の亡霊

→名探偵コナン 迷宮の十字路

→名探偵コナン 銀翼の奇術師

→名探偵コナン 水平線上の陰謀

→名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌

→名探偵コナン 紺碧の棺

→名探偵コナン 戦慄の楽譜

→名探偵コナン 漆黒の追跡者

→名探偵コナン 天空の難破船

→名探偵コナン 沈黙の15分

→名探偵コナン 11人目のストライカー

→名探偵コナン 絶海の探偵

→名探偵コナン 異次元の狙撃手

→名探偵コナン 業火の向日葵

→名探偵コナン 純黒の悪夢

→名探偵コナン から紅の恋歌

→名探偵コナン ゼロの執行人

→名探偵コナン 紺青の拳

この記事の画像

「『名探偵コナン 緋色の弾丸』は「鉄道映画」としても歴史に名を刻める面白さ」の画像1 「『名探偵コナン 緋色の弾丸』は「鉄道映画」としても歴史に名を刻める面白さ」の画像2 「『名探偵コナン 緋色の弾丸』は「鉄道映画」としても歴史に名を刻める面白さ」の画像3 「『名探偵コナン 緋色の弾丸』は「鉄道映画」としても歴史に名を刻める面白さ」の画像4

当時の記事を読む

cinemasPLUSの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

もっと読む

芸能ニュースランキング

芸能ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

このカテゴリーについて

国内映画、海外映画、ハリウッド俳優や女優情報をお届け中。撮影秘話や裏話などのニュースも充実。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。

お買いものリンク