「コタローは1人暮らし」第10話ネタバレ感想:優しくて未来ある最終回に涙腺崩壊!

「コタローは1人暮らし」第10話ネタバレ感想:優しくて未来ある最終回に涙腺崩壊!
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横山裕主演のドラマ「コタローは1人暮らし」が、2021年4月24日に放送開始となった。

累計部数100万部を突破した津村マミ原作の同名漫画の初の映像化となる本作は、子連れ入居禁止のアパートに住む売れない漫画家と隣の部屋に越してきた訳アリの5歳児・コタローの交流を描いたハートフルコメディー。

連続ドラマ初主演となる関ジャニ∞の横山裕が、自堕落な生活を送る売れない漫画家・狩野進を演じる。

この記事では毎週放送終了後に感想を掲載していく。ハートフルな本ドラマの魅力がこの記事で少しでも増したら幸いである。

もくじ

・第1話あらすじ&感想

・第2話あらすじ&感想

・第3話あらすじ&感想

・第4話あらすじ&感想

・第5話あらすじ&感想

・第6話あらすじ&感想

・第7話あらすじ&感想

・第8話あらすじ&感想

・第9話あらすじ&感想

・第10話あらすじ&感想

・「コタローは1人暮らし」作品情報

第1話あらすじ&感想

第1話のあらすじ

昔懐かしい佇まいの『アパートの清水』のとある一室――。

初デートをすっぽかされたと怒り心頭の彼女から盛大な平手打ちを食らった売れない漫画家・狩野進(横山裕)が、寝起き状態のボロボロな姿で座り込んでいると、インターホンが鳴る。“彼女が戻って来たのかも!”とドアを開けると、そこには高級ティッシュを差し出す小さな男の子がひとりで立っていた。

「隣に越してきた“さとう”と申す。以後、お見知りおきを」
確かこのアパートは子連れ入居禁止だったはず…と怪訝な表情を浮かべる狩野に、この不思議な話し方をする5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)は、自分は1人暮らしだとキッパリ宣言する。状況が飲み込めず、ぼう然とする狩野に追い打ちを掛けるように、出版社の編集担当・福野一平(大倉孝二)から催促の電話が。さらに、まずは腹ごしらえ!と冷蔵庫を開けるも中はスッカラカン…。

そんな中、インターホンが鳴り、再びコタローがやって来る。部屋にお風呂が見当たらないというコタローに、狩野は近所の銭湯を教える。張り切って銭湯に向かうコタローを「面倒なヤツが引っ越してきたな…」とため息ながらに見送った狩野だが、コワモテの住人・田丸勇(生瀬勝久)が電話で怒鳴り散らしている姿を目撃、さらにテレビで5歳児の行方不明事件のニュースを見て、急にひとりで出掛けたコタローが心配になる。慌てて後を追い、一緒にアパートに戻って来ると、住人・秋友美月(山本舞香)と出会って…?

大人顔負けの言動をするしっかり者だが、アニメ『とのさまん』が大好きで主人公と同じ“殿様語”を話すなど、子どもらしい一面ももっ訳アリ5歳児・コタローと衝撃の出会いを果たした狩野、そしてアパートの住人たちの不思議な交流が始まる――。

第1話の感想:横山裕がハマり役!土曜夜にちょうどいい、ハートフル・コメディーがスタート!

各SNSを駆使した告知やカウントダウンを目にするたびに、期待と可愛さに胸を膨らませていた関ジャニ∞・横山裕初主演のドラマがついにスタートした。

物語は、子連れ入居禁止のアパートに引っ越してきた1人暮らしのコタロー(川原瑛都)と、売れない漫画家・狩野(横山裕)をはじめとするアパートの住人たちが織りなすハートフル・コメディーだ。土曜の夜、頭を空っぽにして見るのにちょうどいいセリフ量と温度感の作品だと感じた。

よかったのは、横山裕が演じる狩野の脱力感。生活リズムはめちゃくちゃ、部屋もゴミだらけ、おまけにずーっとスウェット姿で仕事をしている様子もない。そんな彼の無気力さもあるのだろうが、突如5歳児が「隣に越してきたさとうと申す。以後お見知りおきを」とドアを叩いても、大した詮索をしない。普通の大人なら、なんで1人なの? 親はどうしたの? これは警察に届けるべき…? など、いろんな感情が渦巻き、いらぬおせっかいをしてしまいそうなものである。でも、そこにはほとんど首を突っ込まず、「困った、お風呂が見当たらぬ」と尋ねてきたコタロー(とても可愛い)に銭湯を教える。子どもでも対等に扱うタイプなのかと思いきや、子どもが巻き込まれる犯罪のニュースに触れれば、1人で銭湯に向かうコタローの後を付いていく。頭も洗ってやる。普通に会話はするが、相手の様子を見て踏み込んでほしくないところでは身を引く要領の良さも併せ持っているようだ。ぱっと見金髪でヤンキーっぽさすら感じられるお兄ちゃんが、ほどよい脱力感を伴った人情味あふれる人柄で顔がほころぶ。横山さん、これはめちゃくちゃにハマり役なのでは…。

そしてもちろんコタローの可愛さも忘れちゃいけない。「何事も最初が肝心」など、大人みたいなことを口にしたかと思えば、お気に入りのアニメに釘付けになり、踊りだす。こんな子が身近にいたら、目が離せなくなってしまいそうだ。ただ、きっとここから、彼のこれまでの経験にもフォーカスされていくのであろう。合間にカットインする回想シーンから、切ない匂いをプンプン感じた。

コタローが抱えているものを突き付けられるのが少し怖い気もするが、山本舞香演じるキャバ嬢・美月や、生瀬勝久演じるガラの悪すぎる田丸、イッセー尾形が1人2役(これ、圧巻でしたね)を務める清水のじーさん・ばーさんら、愉快なアパートの住人に囲まれて、少しでも優しい未来へ向かってくれることを期待しつつ、見届けたい。

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--{第2話あらすじ&感想}--

第2話あらすじ&感想

第2話のあらすじ

売れない漫画家・狩野進(横山裕)は、編集担当・福野一平(大倉孝二)から辛らつにダメ出しされ、ショックを受ける。「絵が古い」と言われたことで、自信を失いかける狩野…。
 
するとそこに、隣室に引っ越してきた1人暮らしの5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)がやって来る。転んでケガをしたというばんそうこうだらけの両膝を見せに来たコタローに「初めて消毒をした」とドヤ顔をされた狩野は…!?
 
一方、元妻から息子が「会いたくない」と言っていると聞かされ、落ち込む田丸勇(生瀬勝久)は、息子のために用意していた『とのさまん』のぬいぐるみをコタローにプレゼントすることに! 大好きな『とのさまん』を前にして大喜びするかと思いきや、コタローは田丸とそこに居合わせた狩野、大人2人が言葉を失ってしまうひと言を口にして…?

翌朝、制服を着て出掛けようとしたコタローは、「ついて行くよ」という狩野を振り切って走り去ってしまう。そんなコタローが目指す先は『幼稚園の清水』――。そう、今日から幼稚園に通い始めることになっていたのだ! 園児たちの出迎えをしていた新任教諭・花輪景介(西畑大吾)から、「お母さんかお父さんは?」と聞かれたコタローは、「わらわは一人ぞ」とキッパリ断言するのだが…?

第2話の感想:コタローの“お兄ちゃん”にしか見えない横山裕に、キュンです!


前回、強面な部分しか見られなかった生瀬勝久演じる田丸の、別の一面が明らかになった。あんな姿をして(失礼)、子どもが大好きらしい。しかし、自分の息子には会える状況にない。そこで、コタローのことを“コタローきゅん”と呼び、はちゃめちゃに可愛がる。息子にプレゼントできなかったコタローもお気に入りのアニメ「とのさまん」のぬいぐるみを、コタローにあげようとする。でもそれは、「わらわはおぬしの子どもの代わりか。うそのものなどうれしくない」と突っぱねられてしまう。ここで大人として、「可愛くねーな」とか「もらっておけばいいんだよ」とか、多少なり小言を言ってしまいそうなものだけど、「そうだよな…」とあっさり食い下がるのが切なくもあった。田丸もまた、好きなものに嫌われるという経験から、臆病になってしまっているのかもしれない。そして、きっと根はすごく優しい人なのだろうなと感じた。

そんな頑ななコタローだが、鳩と決闘(?)して負傷した後の行動が抜群に可愛かった。膝を絆創膏まみれにして狩野(横山裕)の部屋を訪れ、「わらわは消毒をしてからちゃんとコレ(絆創膏)を貼ったのだ」とアピールする。褒めてほしいからって、そんなアピールの仕方ある…? でも、狩野は「褒めてほしいのか?」と言いはするものの、褒めない。ただ、自身が痛めてしまった腰に湿布を貼ってもらったお礼に、絆創膏に「とのさまん」の絵は描く。膝に絵を描くなんてすごくくすぐったそうだったけど、完成したイラストを見た時のコタローの笑顔はそういう笑顔じゃなかった。そういえばここまでずっと無表情だったから、「笑った…?」という狩野の言葉に、こちらの心情もダブる。そして、ちょっとぶっきらぼうだけど、相手を思いやって行動する“お兄ちゃん”な感じの横山さん…じゃなくて、狩野にキュンとした。年齢差的には親子である方がむしろ自然なくらいなのに、なんでこんなにお兄ちゃんにしか見えないんだろう。見た目の若さ? いや、それだけじゃない気がするのだが…とにもかくにも、やっぱり本当にハマり役だ。

さて、今回コタローは幼稚園デビューをするわけだが、田丸とのぬいぐるみの一件で、みんなの親切にあらぬ疑いを持ってしまった。“してあげてる”と思われているのが嫌なコタローは、どこまでも達観した人だ。それに気づいた狩野は幼稚園へお迎えに行く。先生たちには不審者だと騒がれるも(そうだよね、あの格好だもん)、「うそじゃねーから」とコタローに教える。田丸も追ってきて、謝罪をする。そこで、コタローは「バッジがうまくつけられぬのだ」とうつむき、照れながら白状する。それぞれにいろんなものを抱えた、ちょっと変わったアパートの人たちが、自分の失くしたものや欠けているものを互いに補完し合っているような関係性がすごく素敵だ。そしてこの人たちに囲まれながら、コタローももっと甘えることや頼ることを覚えてくれたら、と願う。

ところで、冒頭でちょっとだけ登場した百田夏菜子演じる弁護士の小林。一体コタローに何の用だったのか? コタローの1人暮らしを壊す人でないことを願いながら楽しみに待ちたい。

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--{第3話あらすじ&感想}--

第3話あらすじ&感想

第3話あらすじ


無事にひとりで『幼稚園の清水』に入園したさとうコタロー(川原瑛都)。
売れない漫画家で時間に余裕のある狩野進(横山裕)が送り迎えを担当し、実は料理の得意な秋友美月(山本舞香)がお弁当作りをするなど、『アパートの清水』の住人たちは、自然とコタローをサポートするようになっていた。

そんなある日、狩野はコタローに、出版社の編集担当・福野一平(大倉孝二)から原稿にダメ出しされるかもしれない…と、思わず弱音を吐いてしまう――。
いつになく弱気な狩野が、いざ福野の後輩の編集担当・矢野(戸塚純貴)に原稿を見せようとしたその時、インターホンが鳴り、コタローがやって来る。
「わらわも同席しよう」――慌てる狩野を横目にじっとダメ出しに耳を傾ける、まるで保護者のようなコタローの姿を見た矢野は…。
そんな中、コタローは狩野が席を外した隙に、矢野にあるお願いをするのだが…?

さらに、お弁当を作ってくれた美月に恩返しをしたいと考えたコタローは、休日に美月と狩野を誘って公園でピクニックをすることに!
楽しい時間を過ごした記念に写真を撮りたいという美月にコタローは…!?

その後、3人が公園からアパートに戻って来ると、部屋の前で緊張した面持ちの弁護士・小林綾乃(百田夏菜子)が待ち構えていた。すれ違い続きで生活費を渡せていなかった綾乃は、何としてでもコタローに会わなければ!と、休日を返上してアパートにやって来たのだ。
あいさつしようとする綾乃をスルーし、黙って部屋に入ってしまったコタローだが、再びドアが開いて…?

第3話の感想:“優しい人”であふれた世界が心地よく沁みる


今日も今日とて、幼稚園のお迎えは狩野が。どこか飄々としている狩野とコタロー(こういうところがなんとなく似ている)に対して、温度高めの花輪先生。新任教諭感がなんとも初々しい。こんな先生がいたら、きっとお母さんたちのアイドルになること間違いなしだろう。

そんな中、狩野のもとに新しい担当編集者・矢野がやってくる。ぱっと見の印象は、控えめに言ってとっつきにくそう…。座る前に座布団を払うのは非常に感じが悪い。そこに同席すべくやって来たコタロー。「絵がダメです」と、矢継ぎ早にダメ出しをしていく矢野に、コタローは「そうか? わらわは良いと思うがな」などと狩野を擁護する。すごいうれしいけど、実際に自分が狩野の立場だったらと考えて肝を冷やした。案の定、コタローの発言に狩野は本格的に腹を壊す。そして、コタローの口を塞ぐ。微動だにしないコタローがあまりに可愛すぎた。狩野がたまらずトイレに立った時、コタローは「あまり狩野殿をいじめないでほしいのだ」と矢野にお願いをする。いつもお世話になってる人が傷つくところは、たしかに見たくないだろう。矢野はこれに対して、「実は期待しているんです」と理由を語った。コタローにこんなことまではっきり言ってくれるって、この人すっごく信頼できるぞ…! そして、それを聞いて「なかなか良い人であったな」と感想を述べられるコタローの達観がやばい。

狩野へのお返しに続き、美月にもお弁当作りを手伝ってくれたお返しを。ボールを投げて、「走るんだー!」と言った狩野は、ナチュラルに横山さんだったのではという気がする。和気あいあいとしたピクニックだったが、極端に写真を嫌がるコタロー。何で? まさか魂抜かれるからってわけでもないだろうし…。理由が気になるところ。公園の中で、迷子を見つけたコタローは、「お主、一人でどうした?」と声をかける。いや、お前もな! と盛大にツッコんでしまったけど、 親御さんを探す過程でぽつぽつと語る母上との思い出が切ない。

そしてやっとコタローと対面した子どもが嫌い? な弁護士の小林。真面目を絵にかいたようなしゃべり方に容姿なのが、このドラマの中でちょっと異質感がある。そんな彼女を「ようこそである」とクラッカーを鳴らして歓迎するコタロー。牛乳で乾杯し、さらには1曲披露する。いつもよりも少し高くなる歌声が可愛い。それにしても、なぜコタローはこんなに弁護士のことを歓迎するのか。理由は、このお金を寄付してくれた“優しい人”は会うことができないから。「ゆえに、わらわはお主に優しくするのだ。さすれば優しい者にもわらわの気持ちが伝わる」はずという、コタローなりの感謝の表現だった。しかし、ついさっき初めて断片的に明らかになったお母さんは、すでに亡くなっているらしい。コタローの生活費は、彼女の保険金で賄われていた。なんとも信じがたい現実に、胸が締め付けられた。ただ、コタローが弁護士への土産として日記を託しているところを見るに、おそらくはこの“優しい人”がお母さんであることには気づいているのだろうなと思う。それにしても、毎週コタローにお金を届けるこの仕事、あまりにもしんどそうだ。

みんなが誰かのことを思って生きているこの世界がすごく優しくて切なくて、心地がいい。狩野は編集者にずっと絵をダメ出しされているけど、コタローが来たことで周りの人との関わりが増え、きっとどんどん良くなっていくんだろう。写真に写れないコタローのために描いた美月との絵、見てるこちらが思わず笑顔になっちゃう絵だったし。

しかし、最後に登場した写真小僧…君はコタローを撮ってどうする気だ?

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--{第4話あらすじ&感想}--

第4話あらすじ&感想

第4話あらすじ

売れない漫画家・狩野進(横山裕)と1人暮らしの5歳児・さとうコタロー (川原瑛都)が通い詰めている銭湯に行くと、故障のため休業…。“しばらく風呂に入れなくてもどうってことない”とお気楽な狩野の隣で、コタローはショックのあまりフリーズしてしまう。
翌日、コタローは自分を溺愛し、会うたびに頬ずりしたがる田丸勇(生瀬勝久)だけでなく、なぜか狩野や秋友美月(山本舞香)とも距離を置き始める。狩野は、そんな突然のコタローの変わり身を不思議に思うのだが…?

一方、幼稚園では毎年恒例の『こどもまつり』が開催されることになり、保護者会が行われる。
初めて1人で大仕事を担当することになった新任教諭・花輪景介(西畑大吾)は、集まった保護者に協力を願い出るのだが、みんな逃げ腰で困り果ててしまう。すると、コタローの保護者として出席していた狩野が「俺一人でも大丈夫です」と手を挙げる。その後、感謝の気持ちを伝えにきた花輪から、いつもみんなの真ん中にいるコタローが今日はずっと1人だったと聞いた狩野は、ますますその行動に疑問を感じ始める。
狩野は、アパートを訪ねて来た弁護士・小林綾乃(百田夏菜子)に、コタローの振る舞いを相談するのだが…?

そんな中、アパートに新しい住人・青田学(間宮祥太朗)が引っ越してくる――!

第4話の感想:すべての人に見てほしい第4話、コタローのツンデレと喜ぶ狩野の可愛さも見どころ


今回の「コタローは1人暮らし」はすべての人に見てほしいと思う回だった。

幼稚園の保護者会で、毎年恒例のこどもまつりの担当を決める時のこと。他の母親たちが「仕事があるから」「下の子がいるから」と渋る中、すっと手を挙げて「やってもいいっすよ」と言ったのは、いつも通りスウェット姿の狩野だった。そして、「保護者ってそういうもんだと思うんで」と言う。これには母親たちも考えさせられるような顔を浮かべていた。
お祭り当日。狩野や美月、田丸、弁護士の小林が裏方、綿あめや焼きぞば作りに奔走する様子に、コタローはどこか誇らしげだ。その顔を見、引き受けたことを後悔しつつも「あいつ喜んでるんで」と、こちらも嬉しそうな狩野。幼稚園の行事に参加するのが義務なのではなく、子どもが喜ぶだろうことを選べる狩野は、保護者の鑑だろうと思った。

さらに、離婚した妻に引き取られた我が子が、いきなり田丸のもとを訪ねてきた時のこと。本来であれば月に1度と決まっているはずの面会の日にも「息子が会いたくないと言っている」と突っぱねられていたが、実際には息子は田丸に会いたがっていたという。田丸だって、それはそれは息子に会いたがっていた。ところが彼は、訪ねてきた息子をりつける。「今日来られても、俺は全く嬉しくない」と。
この時、彼の心はどんなに痛かったことだろう。でも、それ以上に息子に約束を破る人間になってほしくないという思いがあった。一時の感情ではなく、息子の今後のことを思った行動をしたわけだ。

コタローの気持ちを考えられる狩野しかり、コタローのために喜んでこどもまつりを手伝う美月や小林しかり、息子の将来を思える田丸しかり、なんてあったかい世界なんだろう。わたしたち1人1人がほんの少し彼らの姿を見習えたら、もう少しだけ幸せが増えそうな気がした。

そして今回は、最後にコタローのツンデレも炸裂した。自分の同級生たちに囲まれる狩野を遠巻きに眺めていたコタローに、思わず心の中で“コタローちゃんも抱っこしてって言っていいんだよ”なんて切ない気持ちになってしまったが、彼は帰宅後にしっかり意思表示をした。「おぬしはわらわの保護者ではないのか」と部屋の隅で膝を抱える様子があまりにも可愛い。こうやってもっと甘えることや頼ることを覚えていってほしいなと思う。もちろん、「お前も可愛いとこあんだな」と嬉しそうにすり寄っていく狩野もまた可愛かった。いつまでもこの2人がつかず離れずの距離感でいられることを願うばかりだが…

最後に登場した間宮祥太朗演じる青田が、明らかに平和じゃない笑顔を浮かべてコタローに近づいてきたところで次回へ。続きがすごく気になる…!

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--{第5話あらすじ&感想}--

第5話あらすじ&感想

第5話あらすじ

『アパートの清水』に1カ月の期間限定で引っ越してきた青田学(間宮祥太朗)から、「1カ月だけでいいから仲良くしてほしい」と頼まれた1人暮らしの訳アリ5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)。

この頼みを快く引き受けたコタローから、しばらくの間、銭湯にも幼稚園にも青田と一緒に行くと宣言された売れない漫画家・狩野進(横山裕)は、フクザツな心境に…。
また、コタローをかわいがっているアパートの住人・秋友美月(山本舞香)や田丸勇(生瀬勝久)も、常にコタローにベッタリな青田にしっと心が爆発寸前…!?

ある日、青田と出くわした狩野は、コタローのことを根掘り葉掘り聞き出そうとする姿に不信感を抱き始める。
そんな中、毎週コタローに生活費を届けている弁護士・小林綾乃(百田夏菜子)の調査で、青田が探偵だということが判明!
狩野らは青田の部屋に乗り込み、なぜコタローのことを探っているのか問いただすのだが…?
はたして、探偵・青田がコタローを探る理由とは――!?

第5話の感想:狩野には見習うべきところがたくさんある


前回最後に、アパートの清水に越してきた青田。出張で1か月間のみの居住というし、浮かべている笑顔もどこか胡散臭い。さらには、急激にコタローとの距離を詰めてくる。これはもう、危険な匂いしかしない…! そんな青田の出現により、銭湯や幼稚園への送迎を断られた狩野は嫉妬心を滲ませる。ちゃっかり銭湯に行く準備を済ませていたのに、荷物を後ろ手に隠すあたりとか、わざとそっけなく相槌を打つ感じとか、不器用さにムズムズした。またしても横山裕の“お兄ちゃんみ”が溢れ出す。

そして、不器用で心優しい狩野は、コタローのことを詮索してくる青田にしっかり警戒心を抱く。本当にこの人がコタローの隣人でよかったと心から思った。何よりも「本人が言いたくねぇこと、わざわざ探んじゃねぇよ」というセリフの破壊力たるや! 自分もこう言える人間でありたいと、すごく考えさせられた。

ただ、同時に青田の言ったことも真理だなと思う。たしかにコタローにとって、今の状況は正しいことなのか? このままで本当に幸せなのか? そこに自分たちのエゴはないのか? アパートの清水の住人たちは、それぞれに適切な距離感を保ちながら、時に助け助けられしながらコタローの成長を見守っている。しかし、どこまでいっても所詮はただの隣人に過ぎない。責任感は持てたとしても、本当の保護者ではないのだ。

大人たちの小競り合いに割って入ったコタローだったが、やはり彼の方が1枚上手。父親がやっていたのと同じ遊びを青田がしたことで、父親との繋がりを見抜いていた。そういえばつい忘れがちだけれど、コタローはまだたった5歳だ。その中で過ごした両親との記憶は、大人になったわたしたちが今思い出せるものよりもずっと色濃く、鮮明だろう。つまり、同じくらいかそれ以上に、傷付いたことも強烈に残っている可能性がある。そのことに思い至ってまた、胸が締め付けられた。

結局、青田は父親にコタローの本当の居場所は教えなかった。聞けば、彼も彼なりの過去を背負っているようだ。青田よ、胡散臭い笑顔とか言ってごめん…! 最終的には根がいい人ばかりのコタローの世界が、期待を裏切らないでいてくれてホッとした。

それにしても、あまりにも切ないコタローの「強くなりたい」理由を知って、「一緒に強くなろうぜ」と声を掛けられる狩野はやっぱり只者ではない。この人こそ、一体どんな人生を歩んできたらこんなにも人の心の隣にすっと寄り添えるようになるんだろう。狩野には見習うべきことが多いなとつくづく思った。

主題歌「ひとりにしないよ」の歌詞が、ここにきてさらにストーリーとリンクする。しばらくは余韻が残りそうだ。

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--{第6話あらすじ&感想}--

第6話あらすじ&感想

第6話あらすじ

「美月どのを指名しに来たぞよ」

ある日突然、秋友美月(山本舞香)が働くキャバクラに、同じアパートで1人暮らしをする5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)がやって来る。
美月から連絡を受けた売れない漫画家・狩野進(横山裕)が、慌ててコタローを迎えに来るのだが、翌日になると再び店に現れるコタロー。
「あの店は5歳の子どもがひとりで行っちゃダメなところ」と諭す狩野と美月だが…?

なんとコタローは、アパートの契約更新が迫った美月が引っ越していなくなってしまうのではないかと不安になり、一緒にいられる方法を探っていたのだ!
その気持ちをうれしく思った美月は、引っ越さずにこれからもずっと一緒にいると約束する。

そんな中、何度別れを切り出しても認めずに付きまとう元カレのことで密かに悩んでいた美月が、あるトラブルに見舞われてしまう。
誰にもバレないよう隠し通そうとする美月だが、コタローだけはすべてお見通しで…!?
大好きな美月を守るため、コタローはけなげな決断を下す――!

第6話の感想:一晩経っても、美月へのありがとうが止まらない


美月がアパートを出て行ってしまうかもしれないと勘違いし、少しでも一緒の時間を過ごすべく狩野に相談を持ち掛けたコタロー。そんな純粋な気持ちに、あろうことか狩野は「俺だったら美月さんを指名するな…」なんて、うわ言のようにつぶやく。

ところが、そうまでして一緒にいたかったはずの美月を、コタローは「仕事も辞めて、アパートを出て行くべき」だと諭す。理由は、別れ話のこじれから手を挙げてきた彼氏と距離を置くため。ここ、見ていた人は一瞬違和感があったはず。なぜ何も悪くないはずの美月が逃げなければならないのか? コタローはそんな考え方をするだろうか?

…もちろん、コタローの本心はそこではなかった。もともと美月にとって“好きな人”だったはずの彼氏を、警察に突き出すような真似をさせたくなかったからだ。コタロー自身、父親から暴力を受ける母親を守るため周囲に助けを求めた結果、父親が逮捕されるという経験をしていた。どう考えても、コタローに非なんてない。でも、幼い心には「自分が母親を守ることができていたら、父親を犯罪者にしなくて済んだ」出来事として記憶されていた。そうじゃないのに、どう説明をしたところで上手く伝えられる気がしない。

コタローは自分がいまだ味わい続けている痛みを、美月にはさせたくなかった。だから、自分が一緒にいたいという気持ちよりも、美月に同じ気持ちを味わわせない方を選んだ。瞬間的に、とてつもなく冷静に。
 
結果的に、美月はアパートを出て行くことになる。ただ、美月は彼氏からの被害を届け出ていた。これはきっと、コタローがしたことの正しさを証明する意味合いが大きかったんじゃないかと思う。警察に届けることは、結果的に悪者を生んでしまうことに繋がるけれど、目的は違う。あくまでも間違いを正すためだ。その意味で、コタローがしたことは、「お父さんとコタローちゃんのためになることだったから」と言う、美月のコタローへの愛情の深さが見えて、泣けてきた。

美月を見送る狩野と田丸、そしてコタロー。泣き顔を見られないために頑なにお面はかぶったままだが、コタローは2人のズボンをしっかりとつかんで離さない。よかった、とまた思う。もう彼は1人ではないし、だんだんと人に頼ったり甘えたりできるようになっているのがうれしい。

そして、狩野とコタローは今日も仲良く銭湯へ。狩野の検索画面を見たコタローは、父親が以前「DV」で検索していたことを思い出す。テレビを見ていたわたしは、「うわぁ…」と声が出てしまった。これ、なんて説明したらいいんだろう。でも、続けて検索していた言葉があった。「治療」だ。「父上は何を直したかったであるか?」と問われた狩野はほとんどためらうことなく、「お前とまた仲良く暮らせるように」と答える。正直、あんなにうまく答えられる自信がない。狩野のやさしさが、また垣間見えた。

美月にしても狩野にしても、コタローの反応を受けての対応が秀逸だ。彼らの機転は覚えておきたい。もしかしたらもう今後は出てこないかもしれない美月への感謝を込めて…6話も間違いなく最高だった!

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--{第7話あらすじ&感想}--

第7話あらすじ&感想

第7話あらすじ



『アパートの清水』では、住人たちが寝静まった深夜になると、部屋の前に石が積まれるという怪奇現象が続出していた。
売れない漫画家・狩野進(横山裕)と田丸勇(生瀬勝久)がその話をしていると、なぜか突然、1人暮らし中の5歳児・コタロー(川原瑛都)が「わらわの仕業で…」とガックリ。すっかり落ち込んでしまう。
その日の深夜、狩野の部屋のインターホンが鳴り、コタローがやって来る。自分の足にしがみついて離れない、初めて見る甘えん坊なコタローの姿に、狩野は激しく動揺して…?

翌日、弁護士の小林綾乃(百田夏菜子)と約束があるというコタローに付き添うことになった狩野だが、着いた場所はなんとメイド喫茶!
あーりん(佐々木彩夏)らメイドたちに「おかえりなさいませ、おぼっちゃま」とお出迎えされ、いつになくハイテンションなコタローだが…?

一方、『幼稚園の清水』では、新任教諭・花輪景介(西畑大吾)が、大ピンチに!?
遊んでいる最中でも突然寝てしまうことの多い園児を心配した花輪が、保護者にそのことを伝えると、なぜか逆ギレされてしまい…!?

第7話の感想:「おかえり」って幸せな言葉だ


アパートの清水で怪奇現象が発生!?
理由はコタローの夢遊病だった。本人は「寝ている時のわらわは本当のわらわではない」「弱いわらわは嫌いぞ」と言ったけど、狩野の足にすがり1人は嫌だと甘える様子は5歳児らしくて可愛い。ただ、それ以上に痛々しくもあった。普段の様子とはあまりに違うこの姿もまた、コタロー自身なのだ。この子は一体どれだけの我慢をしているのかと心配になる。

そんなコタロー、「今日は小林殿と行くところがある」と、狩野を避けようとする。美月に会うべくキャバクラに行った前科があるからなのか、狩野はコタローを尾行。本当に面倒見がいいというかなんというか。こんなお兄ちゃんがいたら、うざいけど幸せだろうなと思ってしまった。
メイド喫茶へ入って行くコタローと小林。でも、なぜか入口をピークに、コタローのテンションは下がる。いつだってやることに明確な理由を持っているコタローの真意が気になるところだ。(それにしても、狩野を演じる横山裕の「萌え萌えキュン」は結構貴重だったんじゃないだろうか…?)

幼稚園では、友達がお母さんに構ってもらえないことでストレスを抱えていた。彼は「ママを困らせたい」と、コタローを家出に誘う。たしかにこれなら間違いなく親の注意は引けそうだし、よく考えたものだな、と思う。
結局、友達はお母さんが迎えに来てくれて事なきを得た。ところが、コタローは「わらわに家出はできぬのである」と気付いてしまった。家で帰りを待つ人も、遅いなと心配してくれる人もいない。

…果たして、本当にそうだろうか?
実は、コタローの留守を心配して、狩野は周囲を探し回っていた。
小林の在籍している鈴野法律事務所へも足を運ぶ。そこでのコタローについての鈴野との会話が、どれも胸に突き刺さった。メイド喫茶に行ったのは、「おかえり」と言われたかったから。そして、高級なティッシュを買う、何紙も新聞を契約する…これはどちらも、ネグレクトを受けていた自身の過去から学んだ、コタローなりの護身術だった。そんなことあっていいのか、と悲しくなる。まだこんなに小さい子どもが、自分の命を守る方法を自分で考えて行動しているなんて。当たり前に享受されているべき“安全に暮らす”ということが、彼にはできないのだ。さらに、鈴野は言った。「私たちは大人びているあの子に慣れちゃいけない」と。そうだった。コタローが普通に生活をしているように見えるのは、その中に何重にも不安を隠しているからこそなのだ。

帰宅しているコタローを見た狩野は、汗だくになりながら探し回ったことを愚痴りつつ、「おかえり」と言う。それは、メイド喫茶での「おかえりなさいませ」よりも随分ぶっきらぼうではあったけど、体温のこもった優しい響きをしていた。「おかえり」って、幸せな言葉なのかもしれない。「おかえり」「ただいま」、短いやりとりだけど、もっと大事にしたいなと思った。

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--{第8話あらすじ&感想}--

第8話あらすじ&感想

第8話あらすじ

原稿料の支払い日を勘違いしていたため、家賃が払えなかった売れない漫画家・狩野進(横山裕)は、『アパートの清水』の大家、清水のじーさん・ばーさん(イッセー尾形)から強制退去を通告されてしまう。
困り果てた狩野は、隣室で1人暮らし中の5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)に、しばらく居候させてほしいと懇願。
まさかの2人暮らしがスタートする。

一方、『幼稚園の清水』では、カケル(斉藤拓弥)が、気になることを何でもかんでも質問する“なぜなぜ期”に突入!
コタローはカケルのように自分も質問がしてみたい、とうらやましく思う。
そんなコタローに、狩野は「俺は嘘をつかないから、何でも聞け!」と宣言。喜んだコタローが狩野にした質問とは…?

そんなある日、両親を亡くして以来、狩野を育ててくれた伯父と伯母がアパートに遊びに来ることに。
慌てた狩野は、コタローにここが自分の部屋だと言うことにしてほしいと頼むのだが…?

2人を見送った帰り道、コタローが狩野に「わらわも行きたいところがあるぞよ」と言い始める。
そこは、コタローの祖父母のお墓で…!?

第8話の感想:コタローの“なぜなぜ期”と狩野の覚悟


原稿料がいまだ支払われない狩野は、アパートの家賃を滞納してしまう。そこで頼ったのがコタローだった。「ここに置いてください」と頭を下げる狩野。この人にとってもコタローはなくてはならない存在なのだな、というのと同時に、対等な関係であるように感じて心があたたかくなった。同居生活をスタートさせたコタローの部屋に、コタローサイズの椅子と、狩野サイズの椅子が並べられていたのが可愛い。

そんなコタロー、幼稚園のクラスメイトの“なぜなぜ期”を目の当たりにし、自身も“疑似(?)なぜなぜ期”に突入する。「俺はお前のこと嫌いになったりしないから、何でも聞け」と言えちゃう狩野はさすがだった。
コタローの疑問は、“なんで私は生まれてきたんだろう?”という母親の問いに対するアンサー。これ、幼稚園児が抱くなぜ? とは種類が違う重さを孕んでいる。そもそもお母さん、そんなこと我が子に聞かないでくれ…。でも、ここでコタローの周りの人たちがみんなでコタローを支えている感じがとても良かった。引っ越してしまった美月も、離れていたっていつもコタローのそばにいる。弁護士の小林も鈴野も、田丸さんも。
みんな答えを出しかねる中で、田丸さん、満を持して答えを持参する。「俺は息子に会うためだ。だから、コタローきゅんのお母さんも、コタローきゅんに会うために生まれてきた」。でも、コタローは「わらわに会うためであったなら、わらわにこんな質問はしない」と、即座に否定してしまう。その読解力というか、解釈能力が末恐ろしい。

コタローのなぜ? は膠着状態の中、狩野の育ての親が家を訪ねてくることに。でも、どこかずっとぎこちない。そして、色々あったらしい過去がついに明らかになった。
親を亡くし、行くところを失った子どもが、保護者代わりの大人に「何であの子を育てなきゃいけないの」なんて陰で言われているのを目の当たりにしてしまったら、そりゃ心を閉ざしてしまうだろう。同時に、精神的にも物理的にも、大人になることを急いだはずだ。狩野の達観も、頷けた。
このぎくしゃく感を解したのは、コタローの何気ない一言だった。ここで出たような子どもらしいなぜ? は、時にこじれた問題を単純にしてくれる。和解した狩野とおばさんの、今後がもっと楽しいものになったらいいな。
そして頭では分かっていただろうおばさんの苦しみや本心を聞いた狩野は、コタローに「俺は田丸さんの解釈は間違ってないと思う」と伝える。このドラマを見ていると、親だって、大人だって人間なんだよなっていうことを改めて気付かされる。いつも正解の対応ができるわけじゃないし、言動の裏側には全然別の気持ちがある。それを表現できるか、くみ取れるか否かで、関係性なんて一瞬で変わってしまうのだ

場面は変わって、花束を持って墓地を歩く狩野とコタロー。あれ、これまずくない…? と思わず口走ってしまった。だって、コタローのおじいちゃんとおばあちゃんのお墓には、きっとお母さんの遺骨も埋められている。
その予想は当たっていたものの、狩野が未然に防いだ。そして彼は、コタローのために十字架を背負う決意をする。コタローが理解できるまで、いや、きっとコタローのことだから理解はできてしまうんだろうけど、ちゃんと受け入れられるまで、少しでも悲しみを最小限にできるタイミングまで…そのタイミングっていつなんだろう、と思いつつ、少なくとも今じゃないいつかのために、母親が亡くなっていることを隠すと決めた。「狩野殿は嘘は吐かない」とコタローが信頼してくれているにもかかわらず。あんなに澄んだ瞳を向けられて、この覚悟はあまりにも重い。

時に狩野、コタローが美月になぜ? を聞くために電話してくれたおかげで、美月の電話番号を手に入れていた(たしか引っ越しの時に、「番号聞いておけば良かった…」と落ち込んでいた気がする)。これは朗報。よこしまな気持ちもあるだろうけど、狩野自身のためにも、コタローの母親のことを共有できる相手がいてよかった。来週はどうやら狩野の元カノが出てくるらしいので、恋愛事情も進展があるのだろうか? これはこれで、また楽しみだ。

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--{第9話あらすじ&感想}--

第9話あらすじ&感想

第9話あらすじ

ある日、売れない漫画家・狩野進(横山裕)の部屋に、元カノ・新田あかね(高梨臨)がやって来る。
あかねは「彼とケンカしてプチ家出中なので、しばらく泊めてほしい」と、ありえないことを言い始め、そのまま狩野の部屋に居座ってしまう。

時を同じくして、狩野の隣で暮らすさとうコタロー(川原瑛都)の部屋にも懐かしい来客が…。
昔、児童養護施設にいた時の仲間で、現在はホストをしている岩永佑(松島聡)が訪ねて来たのだ。
久々の再会に、いつになくハイテンションなコタローは、佑と楽しい時間を過ごす。
しかし、佑は狩野と仲良くしているコタローに「気を許すんじゃねーぞ」と、忠告して…?

そんなある日、弁護士の小林綾乃(百田夏菜子)が狩野の部屋を訪れ、コタローから毎週届けている生活費を増額してほしいと頼まれたと告白。
コタローの突然の変化は佑との再会が原因なのではないかと考えた狩野は、アパートにやって来た佑を呼び止めて…!?
一方、短期連載が決まり、漫画家業に集中しなければいけないはずの狩野だが、コタローばかり気に掛けることを面白く思わないあかねは…?

第9話の感想:信じることは時に難しく、危なっかしく、だからとても優しい

突如アパートの清水に2人の新参者が現れた。狩野の元カノのあかねと、コタローの養護施設時代の仲間・佑。平穏なこの関係を、もう誰も邪魔しないで…! と、心の隅っこの方で思う。その嫌な予感は的中する。

施設を出てからホストをしているという佑は、コタローとの息もぴったりだった。でも、カレーを食べながら「お前に大事な話があってさ…」と切り出した瞬間、ふっと目から光が消えた、ように見えた。
そんなある日、弁護士の小林が狩野の部屋を訪れる。そしてコタローから「生活費を増額してほしい」と頼まれたことを告白。ああ、佑がやってきた目的はこれだったのか…佑とのやりとりでいつもより少しだけ子どもらしく、心を許し純粋に楽しんでいる様子だったコタローの姿を思い返し胸が痛んだ。
狩野は佑を自室に招き、コタローのお金のことを問う。すると、「コタローと2人でこのアパートを出て行く」という言葉が飛び出した。その内容に面食らっている様子の狩野。ここまでいくつもの覚悟を持ってコタローを見守っていくことを決めてきた彼にとっては、それは衝撃だろうなと思う。
スーパーから帰った後、「佑くんと住むためにお金が必要って本当か?」と狩野に尋ねられたコタロー。返答までの空白の時間は、一体何を意味しているのか…。

美月とともに、小林が狩野の部屋を訪れる。小林は佑の素性調査を依頼しており、複数の金融機関から借金をしていることが発覚した。誰しもが予想していただろう内容なのに、やっぱりショックを受ける。コタローのためにも、勘違いであれと心の中で願っていたのに。
それを聞いた狩野と美月は、コタローと話し合いをする。しかしコタローは、「わらわは佑殿を信じている」と 2人の目をまっすぐに見て、言う。ここの場面、狩野と美月がコタローを頭ごなしに叱ったりせず、慎重に言葉を選びながら、心情を把握しようとするコミュニケーションをとっていた。これがこのドラマのいいところだなと、改めて思う。

しかし、コタローは全部分かっていた。
佑が嘘をつく時の仕草を見抜き、嘘と分かっていながらも、「お主だからぞ」とお金を差し出す。それは施設にいた時、人から疑われるのに慣れている、という嘘をついた佑を見、ならば自分は“佑だから”信じる、という決意をしたからなんじゃないか。施設になじめなかったコタローが輪の中に入れるきっかけを作ってくれたという借りもある。でもそれ以上に、コタローにとって佑は大切な存在だった。だからこそ、佑を信じることにしたのだ。あの時の狩野とのやりとりで生じた空白の答えは、たぶんこれだろうと思う。
人を信じることは時に難しく、危なっかしく、だからとても優しい。救いだったのは、このコタローの信頼が佑に立ち直らせるきっかけを与えたことだ。人から疑われるのなんて本当は嫌だ、と思っていた佑の心が、髪色は変わっても、変わらず純粋でよかった。

話はそれるが、佑を演じた松島聡が個人的にはとても印象的だった。連続ドラマ初出演ということだが、施設時代の楽しげな様子から、人に裏切られ疑心暗鬼になってしまった様子までを繊細に演じ分けていた。ワケありの過去を抱えた青年、それ以上の何かを視聴者に訴えかける存在だったのではないだろうか。

そんな物語の最後、狩野の部屋に居候しているあかねは、コタローが狩野の重荷になっているとコタローに告げる。コタローの過去がどうであるとかは一旦置いておいて、そんな言葉を言うなんて配慮のかけらもない、と思う。ただ、この人は狩野とやり直したくてここに来たのかもしれない。それなのにたったの1年でがらっと様子の変わった彼を見て、動揺もしていることだろう。
「分かんないかなぁ、進ちゃんの重荷になってるって」。その言葉が狩野とコタロー、それからその周りの人たちにどんな影響を及ぼすのか。次回がもう最終回だなんて信じたくはないが、しっかりと見届けたいと思う。

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--{第10話あらすじ&感想}--

第10話あらすじ&感想

第10話あらすじ

売れない漫画家・狩野進(横山裕)は、短期連載というまたとないチャンスを前に、まさに正念場を迎えていた。そんな状況でも、隣室で1人暮らしをする5歳児・さとうコタロー(川原瑛都)を気に掛ける狩野に、元カノ・新田あかね(高梨臨)はヤキモキ…。コタローに「進ちゃんの重荷になってるのがわからない?」と言い放ち、幼稚園の送り迎えもしばらくは自分が担当すると宣言する。

その頃、弁護士・小林綾乃(百田夏菜子)のもとに、探偵・青田学(間宮祥太朗)から連絡が入る。コタローの父親から再度「息子の居場所を捜してくれ」と依頼があったというのだ!さらに、コタローの元施設仲間・岩永佑(松島聡)のところにも、父親が現れていた…。それを知ったコタローは、密かに綾乃にある頼みごとをする。

そんな中、『幼稚園の清水』では、恒例の『こどもおたのしみ会』が開催される。秋友美月(山本舞香)、田丸勇(生瀬勝久)には予定があるうえ、狩野はまさかの原稿の締め切り日…。新任教諭・花輪景介(西畑大吾)は、狩野らの姿がないためか、いつになく元気のないコタローを心配するのだが…?

忍び寄る父親の影――。その時、コタローが下した切実な決断とは…? そして、それを知った狩野らアパートの住人たちは――?

さらば、コタロー。
大人びた5歳児と日本一優しい大人たちの絆に、誰もがきっと涙する。『コタローは1人暮らし』、ついに完結!

第10話の感想:優しくて未来ある最終回に涙腺崩壊!

土曜の夜のわたしたちの癒やしが、ついに終わってしまった…。終わってしまったこと自体は悲しいが、「コタローは1人暮らし」らしい、優しくて未来ある最終回は想像通り素晴らしかった。敬意を表して振り返りたい。

保育園のお迎えの時間だが、今日も狩野の姿はない。元カノ・あかねとしては狩野のためを思っての行動だってことは、もちろん理解できる。理解はできるけど、ほんの少し前のシーンで、狩野は編集者の矢野に、コタローの面倒を見ることとマンガの仕事を「両立します、ちゃんと」と、すごく純粋な目で宣言していた。明らかに、コタローの存在が原動力になっているのが伝わる表情だったからこそ、あかねには余計なことをしないでほしいと思ってしまう。

そんな折、弁護士の小林のところに探偵の青田から連絡が入る。コタローの父親から連絡があったことを教えてくれた。さらに、佑のところも、父親が訪ねてきたらしい。
あかねには「狩野の重荷」と言われ、佑からは「ここにいて大丈夫か?」と心配されたコタローは、小林と話をする。「わらわは強くなるために1人暮らしをはじめたのである。しかし、ここに来てからのわらわはみんなに助けてもらってばかりだと気付いたのだ」。それはそうかもしれないけれど…

お楽しみ会当日。あかね以外の大人たちの姿はない。センターでカスタネットを叩くコタローは、どこか上の空だ。
…と、狩野がやって来る。よかった、お楽しみ会を忘れていたわけじゃないらしい。
そんな狩野を、あかねは不満げに問い詰める。「隣人ってだけで、進ちゃんが面倒を見る義務はない」、この問いは、これまで色んな人から投げかけられてきた。狩野の答えは、「せめて記憶してやりたい。記憶は、生きている証」というものだった。だから、漫画家として成功したい。すごくまっとうな理由、まっとうな、仕事への原動力なんじゃないだろうか。大丈夫、これならコタローとの生活も上手くいくし、きっと漫画家としても成功するはず、と思えた。(とりあえず早くお楽しみ会を見ようぜ…! と考えてしまったのは置いておいて。)

そして、走ってやってくる田丸、そして美月。みんなそれぞれに生活があって、事情がある。でも、無理をしてここへ来たわけじゃない。行きたいから行く、その愛がどんなに深いものかと考えて、また涙が出る。コタローが小林に話した気付きが稀有であることを、みんなが行動で示してくれた。
全然歌ってなかったコタローだったが、アパートの清水の住人たちの姿を見、誰よりも大きな声で歌う。いい顔をして見つめる狩野。面倒を見ている、世話をしているとかいう一方的な関係じゃなく、支え合っているコタローと大人たち。これもまた、1つの幸せの形なんじゃないだろうか。

その夜。『とのさまん』の最終回を見終えた狩野とコタロー。すると、コタローが「わらわの父上と母上である…!」とテレビに向かって驚きの声を上げる。そこには、大事そうにお腹をさするお母さんの姿があった。食い入るように見つめる2人、そして、狩野が言った。「コタロー、お前はちゃんと愛されて生まれてきたんだな」…涙腺崩壊! このタイミングでのコタロー呼びはずるすぎる。

コタローの行方を捜していた父親には、調査報告に代わって、コタローからの手紙が届けられる。強くなったら会いたい、と記せるコタローは、その時点でもう十分強い。でも、その言葉を受けて、父親ももっと頑張らねばと思ったはずだ。あれは、コタローからのエールでもあったんじゃないだろうか。

「大きい家を建てみんなで住む」という夢を掲げたコタロー。照れる狩野に、こちらもくすぐったい気持ちになる。お楽しみ会の後、「またすぐに」と意味深なセリフを残していった美月も、201号室に帰ってきたようだ。コタローが日々の暮らしの中で作ってきた仲間たちを、最後までちゃんと登場させ続けてくれたことがうれしい。
新しくなったアパートの清水の看板を見つめ、「よいであるな」「だろ~?」と言葉を交わすコタローと狩野の距離が、また一段と近くなったように感じる。
いつかどこかで終わってしまうかもしれない関係だけれど、みんながそれを分かった上で、今を精一杯愛している。その姿に、教えてもらうことがたくさんあった。
土曜の夜にちょうどいいハートフルコメディは、ここで一旦は最後を迎えたわけだけど、彼らの生活は続く。もし機会があったら、この続きをまたのぞかせてほしい。

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--{「コタローは1人暮らし」作品情報}--

「コタローは1人暮らし」作品情報

2021年4月期のドラマ枠『オシドラサタデー』で、累計部数100万部を突破した津村マミ氏の同名人気コミック『コタローは1人暮らし』が初の映像化。

子連れ入居禁止のアパートで、自堕落な日々を送る売れない漫画家・狩野進(かりの・しん)。しかし、ある日突然、隣の部屋に何やら訳アリな1人暮らしの5歳児・さとうコタローが引っ越してきてーー。

誰よりもしっかりしているかと思えば、時に子どもらしい本音をのぞかせるコタローと衝撃の出会いを果たしたことで、狩野をはじめ同じアパートの住人たちも、大人としての責任や人を思いやる気持ちの大切さを改めて実感し、少しずつ成長していく。

放送日時
4月24日(土)スタート。毎週土曜日23時30分~

出演
横山裕
川原瑛都
山本舞香
西畑大吾(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)
百田夏菜子(ももいろクローバーZ)
出口夏希
光石研
峯村リエ
大倉孝二
イッセー尾形
生瀬勝久

原作
津村マミ 「コタローは1人暮らし」(小学館・ビッグコミックスペリオールで連載中)

脚本
衛藤凛

音楽
篠田大介

演出
松本佳奈 ほか

主題歌
関ジャニ∞『ひとりにしないよ』(INFINITY RECORDS)


ゼネラルプロデューサー
三輪祐見子(テレビ朝日)

プロデューサー
都築歩(テレビ朝日)
尾花典子(ジェイ・ストーム)
松野千鶴子(アズバーズ)
岡美鶴(アズバーズ)

制作協力
アズバーズ

制作著作
テレビ朝日
ジェイ・ストーム

公式HP
オシドラサタデー『コタローは1人暮らし』|テレビ朝日 

動画配信
コタローは1人暮らし|テレ朝動画 
コタローは1人暮らし - TELASA(テラサ):映画・ドラマ・アニメが見放題! 

公式Twitter
【オシドラ公式】コタローは1人暮らしさん (@oshidoraEX) / Twitter 

公式Instagram
【オシドラ公式】コタローは1人暮らし(@oshidora_ex) • Instagram写真と動画 

公式TikTok
oshidora_ex (@oshidora_ex) 公式TikTok

キャスト/原作者 コメント

横山裕(狩野進 役)コメント


—本作で連続ドラマに初主演することが決まった時の気持ちをお聞かせください。
原作を読んだのですが、とにかく胸に刺さるんです。いろいろな問題を「こういう角度から伝えるのか!」というマンガのパワーと、著者の津村(マミ)先生のスゴさを感じたこの作品に主演させていただくことが決まって、率直にうれしかったです。僕は今年で40歳になるんですが、30代最後に連続ドラマの初主演をさせていただけるということで、感慨深いものがあります。30代で培ったものをこの作品で出し切れるよう頑張りたいと思います。

—狩野進というキャラクターを演じる思いや、注目してほしいところはありますか?
コタローの発する言葉はエッジが効いていて、メッセージ性が強いんです。ハッとさせられることがたくさんあるし、それを言うのが5歳のコタローだから余計に響くんですよね。コタローが発した言葉を、受け皿となる狩野を介して視聴者の皆さんにどう伝えていくか…。そういう意味でも受け手が大事になってくるので、監督さんとお話しながら丁寧に演じて、視聴者の皆さんにメッセージを伝えていけたらいいなと思っています。

ー初めてコタロー役の川原瑛都さんにお会いした印象をお聞かせください。
ドラマ化にあたって、まず最初に「コタローの役って誰がやるんやろう? こんな大人びた子どもをどう表現していくんやろう?」と、頭に“?”が浮かんだんですけど、今日初めて(川原)瑛都くんにお会いしたら、ものすごくしっかりしていました。末恐ろしいくらいに(笑)。ちょっと大人びているところなど、コタローと瑛都くんが重なる部分があるので、一緒にお芝居するのがすごく楽しみですね。
あと、何万回と言われているとは思うんですけど…やっぱりカワイイですね! 僕は頼もしい瑛都くんについて行くと決めました! 引っ張って行ってもらいます(笑)。

ー“1人暮らし”にまつわる印象的なエピソードがあれば教えてください。
“芸能界あるある”かもしれないんですが、ちょっと高めの家賃の家に住んだ方が頑張れるし、そこに収入も付いてくる…という説があるんです。だから僕もジュニア時代にちょっと背伸びして1人暮らしを始めたんですけど、全然仕事がなくて半年でその家を出たんですよ。だから、やっぱり身の丈に合った家に住んで、身の丈に合った生活をしないと自分の首が絞まるんやなって実感しました(笑)。
1人暮らしには自由というメリットもありますけど、朝ひとりでちゃんと起きないといけないなどデメリットもありますよね。ベタなんですけど、僕も1人暮らしを始めてから親のありがたみを感じました。

— 放送を楽しみにいている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
メッセージ性のあるこの物語が、ドラマとしてどんなふうに描かれていくのか、僕も今から楽しみです。
土曜の夜に、ホロッと泣けて、クスッと笑ってもらえる…そんな温かい時間を作ることができたらいいなと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください!

川原瑛都(さとうコタロー 役)コメント


ー本作に出演が決まった時の気持ちや、コタローを演じるにあたっての思いをお聞かせく
ださい。
原作を読んだんですけど、コタローくんは『とのさまん』が好きじゃないですか。僕は『忍者ハットリくん』というアニメが好きで、殿様語ではないんですけど、「~でござる」とか言葉が少し似ていると思ったんです。あとコタローくんも僕もひとりっ子とか似ているところがいっぱいあるので、出演することが決まってすごくうれしかったです。
コタローは“うれしい”とか“楽しい”という感情を顔に出さないけど、強い気持ちをもっています。その気持ちを考えながら堂々と演じて、テレビの前の皆さんに楽しんでいただけるよう頑張ります!

—初めて狩野進役の横山裕さんにお会いした印象をお聞かせください。
今日初めてお会いしたんですけど、すごく緊張しました。 山さんは歌も演技もバラエティ番組も…僕がやりたいことを全部やっている憧れの人なので、共演できてすごくうれしいです!

— もし1人暮らしをすることになったら何を持って行きたいですか? またやってみたいいことはありますか?
家族の思い出の写真を持って行きたいです。あとはテレビとか…(笑)。
そして、今はペットがいないので、1人暮らしをしたらイヌを飼いたいです。いろいろな種類のイヌがいますけど、僕は北海道犬がいいです! 毛が白くてモフモフらしいんです。シロクマの赤ちゃんみたいでカワイイだろうなあって、話を聞いているだけで癒やされたので、いつか飼いたいです。頑張ります!

— 放送を楽しみにいている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
楽しくテレビを観てもらって、皆さんにちょっとでも喜んでもらえたらいいなと思っています。
土曜の夜、皆さんに会えることを楽しみにしているぞよ。ぜひ観るのである!

 山本舞香(秋友美月役)コメント

原作を読んだとき、「美月ちゃんと私はあんまり似ていないけど、私でいいのかな?」と、少し不安になりました(笑)。でも、同じアパートで生活しながら、コタローちゃんをかわいがったり、見守ったり…。
美月たち大人が教えてあげることもあれば、逆にコタローちゃんから教えてもらうこともあるというような、みんなで支え合っていくストーリーがすごくステキだなと思いました。
美月はコタローちゃんの前ではすごく明るいんですが、実は密かに抱えているものがあるので、その裏表をしっかり表現していけたらいいなと思っています。物語が進むにつれ、狩野さんやコタローちゃんとの関係性が変化していき、美月は大きな選択を迫られます。ほかのキャラクターひとり一人の背景やストーリーも描かれているので、注目していただきたいです。
一つのアパートに住んでいる人たちが交流するというお話なので、楽しい撮影になりそうですよね! 横山さんとも瑛都くんともまだお会いしていないんですが、現場で仲良くなっていけたらいいなと思っているので、今から撮影が始まるのが楽しみです。
コタローちゃんくらいの年齢から大人まで、幅広い世代の方が楽しく観られるドラマです。ご家族やご友人など、皆さんで楽しんでいただければいいなと思います。

西畑大吾(花輪景介役)コメント

原作を読んだ時、4歳の子(※ドラマ内では5歳設定)が1人暮らしをするという内容に最初は衝撃を受けました。ハートフルでありながら、すごく胸を締め付けられる回もあって、いろいろと考えさせられました。コタローくんを取り巻く周りの方々が本当にステキで、人はひとりじゃ生きられないんだなと感じさせられる物語でした。
今回、関西ジャニーズJr.のサポートをしてくださっていて、いつも僕らの背中を押してくださる先輩・横山(裕)くんと、初めてドラマでご一緒させていただくことになりました。横山くんも「大吾とドラマで共演するのって変な感じやなぁ」とおっしゃっていましたが、先輩の初主演連続ドラマという記念すべき作品なので、僕もそれに恥じないお芝居をしたいと思います。
そして、僕は中学生の頃、将来の夢が保育士だったくらい無類の子ども好きなんです! すでにジャニーズに入っていたんですが、「保育士になりたい」と言っていました(笑)。だから今回、幼稚園の先生役と聞いた時、めちゃくちゃうれしかったんですよ。夢が叶いました!でも、もしほんまに僕が幼稚園の先生やったら絶対怒られるくらい赤や金の髪色をしていたので、このドラマでは落ち着いた色で頑張ります(笑)。この間、初めて川原瑛都くんにお会いしたんですけど…こんなご時世でなければ、ずっと抱きしめて離したくないくらい(笑)、めちゃめちゃかわいかったです! 受け答えもハキハキしていて、とにかくしっかりしていましたね。たぶん僕より大人だと思います(笑)。
大人びているけど決して大人ではない、そんなコタローくんの姿が胸に刺さるドラマです。ぜひ、皆さんにもそういうところに注目して観ていただけたらと思います。

百田夏菜子(小林綾乃 役)コメント

原作と台本を読んで、コタローくんのような年齢の子が1人暮らしをするという設定に“そんなことがあるの!? どうやって!?”と驚きました。でも、アパートに住んでいる人たちと助け合いながら成長していく姿を見て、切なくなる瞬間もあるんですけど、すごく心温まる物語だなと思いました。
私が演じる綾乃は、一生懸命でマジメな女性なのですが、実はコタローくんへの接し方にすごく悩んでいるんです。だから私自身も、今はまだ「こう演じよう」と決めず、実際に瑛都くんと現場でお会いして、掛け合いをしていく中で関係性を作っていけたらいいのかなと思っています。ちなみに、綾乃は弁護士なので、衣装合わせで用意してくださっていた服が全部スーツでした(笑)。こんなにスーツを着る機会は、なかなかないですし、普段は掛けないメガネも掛けるので、ビシッとした気持ちになりますね!
横山さんとは音楽の現場や関ジャニ ∞さんの番組にお邪魔した時にご挨拶させていただいたくらいで、ちゃんとお話したことがないので、お芝居の現場でご一緒できるのが新鮮で、すごく楽しみです。
こういう時代なので、観てくださった方に「自分も頑張ろう!」と、勇気をもっていただけるような作品になればいいなと思っています。土曜の夜、ちょっと夜ふかししても怒られない時間に放送される、本当に心温まるドラマだと思いますので、たくさんの人に観ていただけるとうれしいです。

生瀬勝久(田丸勇役)コメント

最初は登場人物が実はどういう人たちなのか、いろんなことがまだわからないんです。僕が演じる田丸も何をしている人なのか…(笑)。みんな生き生きしているんだけど、何かしら抱えているものがあるということがだんだんわかってくるので、観た方がどういう風にミスリードされていくのかが、楽しみです。
田丸はヒョウ柄のスーツを身にまとっていたりする、いわゆる“いかつい見た目”の人物です。人は見かけなのか、中身なのか…でも、周りを威嚇してしまうわけですから、見かけにもやっぱり責任はありますよね(笑)? なので、僕も“田丸はなぜその服を着るのか”という気持ちを自分の中で整理していきたい(笑)。とはいえ、そういう服を着て役を生きることができるというのは役者の特権なので、とても面白いと思うし、幸せなことだと思います。
僕は、関ジャニ∞のほかの皆さんとはご一緒したことがあるんですが、横山くんとは今回が初めてなんです。でもこの間、舞台で一生懸命頑張っておられる姿を拝見して、ますます撮影現場でお会いするのが楽しみになりました。関ジャニ ∞ の中でも、横山くんはちょっと“異質な”イメージなんです、もちろんいい意味でね。実際にご一緒したらどうなるのか、楽しみで仕方ないですね。
このドラマは30分という枠なんですが、それもとても素敵だなと思うんです。ドラマを1時間観るのって結構体力がいると思うんです。お芝居もストーリー展開も凝縮される気がするので、30分ドラマ…本当にオススメです! 気楽に、ぜひリアルタイムで観ていただきたいですね。

光石 研(鈴野牧男役)コメント

この作品は、監督もスタッフも、旧知の間柄である松本組。
何の心配もなく参加させていただき、穏やかな現場を愉しんでおります。
大人たちがコタロー君を見るまなざし。さしのべる手。優しさに包まれたドラマです。
どうぞよろしくお願いします。

峯村リエ(岡 朝子役)コメント

出演の皆様のお名前を拝見して「面白そうだ!!」と直感いたしました。原作はまだ読んでいないのですが、台本を読んだだけで胸に迫るものがあったので、これから楽しみに読みます。
私は、怖さや怪しさを極力控えめにしてニコニコ優しい先生を頑張ります。ポイントは頭の上のおだんご(食べ物じゃなくて髪型)ですかね。
横山さんとは今回が初めての共演なのですが、この間少しお話しさせていただきました。なんだかとっても親しみやすくて、すぐに「ちょっと!ちゃんとご飯食べてるの!?」とか言ってしまいそうです。
狩野君とコタロー君。そして2人を取り巻く人たちの人間っぽい繋がりを、どうぞご覧くださいね。

大倉孝二(福野一平役)コメント

楽しいドラマになるよう、微力ながら、そのお手伝いが出来ればと思いました。
原作で描かれている、福野というキャラクターの捉えどこの無さみたいなものを、どんな風にやれるか、監督と相談しながら試みました。楽しんでいただけたら幸いです。
よろしくお願いします。

 イッセー尾形(清水のじーさん・ばーさん役)コメント

お話を頂いて、アパートの大家さんという役だから長屋モノの人情ドラマかなと思っていたらかなり違っていました! 野球に喩えますと、見たことのない魔球を一度だけ投げます!
まだ横山さんにはお会いしてないんですが、2回ほど会うシーンがありまして…楽しみです!
シリアスコメディーと勝手に名づけて日々収録に挑んでおります。しつこいようですが魔球、乞うご期待です!

出口夏希(二葉透子役)コメント


今まで等身大の役を演じることが多かったので幼稚園の先生役と聞いて驚きました(笑)。子どもが大好きで、普段もよく姪っ子と会って遊んでいるのですが、こんなにたくさんの子どもたちに囲まれるのは初めてなのでみんなのパワーに負けないように“明るく元気に笑顔で!”子どもたちと一緒に楽しもう!と思って撮影に臨んでいます。
横山さんと初めてお会いした時は、私の撮影の初日だったこともあり、とても緊張していましたが、合間に話し掛けてくださったので緊張がほぐれました。
ほっこりするお話なので、たくさんの方に観ていただけたらと思います!

津村マミ氏(著者)コメント


—『コタローは1人暮らし』のドラマ化にあたり、率直なお気持ちをお聞かせください。
とにかく1日でも長く、1話でも多く連載を続けられるように描き続けてきました。
その結果まさかドラマ化してもらえるとは、思ってもいませんでした。改めて今までこの作品を支えて頂いた方々をはじめ、このような大変なご時世のなか、ドラマ化に携わってくださる出演者・関係者の皆様に感謝申し上げます。

ー狩野役の横山さん、コタロー役の川原さんにはどんな印象をおもちでしょうか? また、お二人に期待していることや、楽しみにしていることがあれば教えてください。
主演で狩野役を横山さんが務めてくださると知ったときは、嬉しくもあり驚きもありました。
以前から歌番組やドラマ、バラエティなどでの活躍をテレビでよく拝見していたのもあり、私の中の"面白くてかっこいいしっかりした大人”というイメージの横山さんが、ほぼ1日スウェットで暮らしてる"ちょっとダメな大人”の部類にいる狩野をどう演じてくださるのかが今から楽しみで仕方ありません。そして、連続ドラマ初主演をこの作品で飾って頂けるのが私にとってとても光栄です。
また、コタロー役を務めてくださる川原くんですが、実は事前にオーディションの様子を見せて頂いていました。丁寧ではっきりとした言葉遣い、演技に対する姿勢、礼儀正しさなどどれも大人顔負けでまさにコタローそのものだと感じました。演技中に魅せたコタローらしいちょっとした仕草にも感心です。早くテレビドラマを通して川原くん演じるコタローを拝見したいです。
狩野役の横山さん、コタロー役の川原くん、2人の掛け合いも楽しみにしています。

—原作ファンの皆さん、ドラマの放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
原作を読んで頂いている方はご存知かもしれませんが、ご覧になる方によっていろんな感想を頂く内容の作品だと思いますし、実写化された狩野やコタローたちを見て私も新たな視点に気づくかもしれません。コタローを取り巻く、切なくも暖かい空間を楽しんで頂けたら嬉しいです。

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