「ヒロステ」レビュー:「僕のヒーローアカデミア」が観せてくれたコロナ禍での“最大の勝利宣言”
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感染者数の増加や緊急事態宣言による中止や席数減など、エンタメの中でも舞台はコロナ禍で特に大きな影響を受けてきた。

2020年春に数回の上演のみで情勢をかんがみた中止を英断し、再度夏に日程が発表されたものの、上演が叶わなった作品。それが「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 本物の英雄(ヒーロー)(以下、「ヒロステ」)である。2度の中止を経てPLUS ULTRA ver.として、12月3日よりついに幕を上げた。

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原作は「週刊少年ジャンプ」で連載中の「僕のヒーローアカデミア」。人口の8割が“個性”をもった能力者という世界を舞台に、無個性で生まれた主人公の緑谷出久(みどりや・いずく)が誰もが憧れるトップヒーロー・オールマイトから個性を譲り受け、最高のヒーローを目指すべくヒーロー育成の名門高校で切磋琢磨していく物語だ。

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そんなストーリーも知らないまま、2.5次元作品から10年近く離れていた筆者は縁あって2019年の初演を観ることになり、芝居と音楽、ダンスで表現されるそのストーリーに魅了された。ステージを観てすぐに原作を読み、今ではすっかり作品のファンである。

もちろん、無念の中止となってしまった春公演のチケットも取っていて、まさに当時放送されていたアニメ4期の文化祭編のように、“受難”を超えて「千秋楽までなんとか上演を…」とハラハラとした気持ちで過ごしていた。それは、筆者だけでなく、おそらく多くのファンが同じ気持ちだったと思う。

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