○96%の職員が「ChatGPTについて知っている」
ChatGPTの認知状況については「聞いたことはあるが、内容については理解していない」「聞いたことがあり、内容についてやや理解している 」「聞いたことがあり、内容について理解している」の合計は96%となり、認知率そのものは高いことが分かった。
また、大学での業務活用率は「とても活用している」「やや活用している」の合計で32.7%となり、「まったく活用してない」は35.4%となった。「利用禁止されている」と回答したのはわずか1.7%となっているものの、「わからない」「応えられない」が30%程度存在しているという。
○活用できない理由は「アウトプットされる情報が正確ではない」
ChatGPTを活用してない/禁止されていると回答した人にその理由を聞くと、「アウトプットされる情報が正確ではない」からが最も多く48.0%。次いで「利用ルール・ガイドラインが整備されていない」が39.5%。「活用方法がわからない」人は約20%となった。機密情報の漏洩リスクを懸念する人は16.7%。主に安全面に配慮し活用がスタートしていない状況であることがみてとれる結果となっている。
ChatGPTを業務で活用している人の用途としては、「情報収集」(56.0%)、「翻訳」(53.7%)、「文書の要約・生成」(50.7%)に多く票が集まり、それぞれ半数近くが回答している。一方で、教員のコア業務である「問題・教材の作成」に活用している割合は26.9%に留まる結果となった。