○8月下旬まで危険な暑さが継続、9月以降も残暑が長引く予想
8月に入ってからも各地で厳しい暑さが続いているが、この先10月にかけても平均気温は全国的に平年よりも高く、残暑の厳しい日が多くなりそうだという。
昨年9月の平均気温は全国153の気象官署等のうち仙台や東京、名古屋、大阪など100以上の地点で観測史上1位を更新するなど、過去にない高温となった。これは、太平洋高気圧が平年よりも強い状況が続いたことに加え、偏西風が平年よりも北寄りを流れ、日本付近は暖かい空気に覆われやすかったことが影響したとみられる。また日本近海の海面水温が記録的に高かったことも影響したと考えられる。今年も太平洋高気圧の張り出しが強く、偏西風帯の南下が遅れる予想となっているため、昨年に匹敵する高温になるおそれがあるという。
北日本エリアの8~10月暑さ見解
北日本では、8月も気温は平年より高い予想。湿った空気や低気圧の影響で暑さの収まる日はあるものの、晴れて暑い日が多い見込み。9月の気温も平年より高い予想。季節の進行が平年より遅く、暖気に覆われやすい見込み。
○東日本エリアの8~10月暑さ見解
東日本も、8月の気温は平年より高い予想。湿った空気や低気圧の影響で暑さの収まる日はあるものの、晴れて暑さの厳しい日が多く、熱中症に注意が必要。にわか雨や雷雨が発生しやすい日もあり、天気の急変にも注意を。9月も気温は平年より高い予想。前半を中心に高気圧に覆われて晴れて残暑の厳しい日が多いという。後半は、前線や湿った空気の影響でぐずつく時期があり、暑さの収まる日が次第に多くなる見込み。10月の気温も平年より高い予想。天気は周期的に変わるが、前半は太平洋側を中心にぐずつく時期がありそう。暖かい空気に覆われやすい見込み。
○西日本エリアの8~10月暑さ見解
西日本の8月気温は平年より高い予想。湿った空気や低気圧の影響で暑さの収まる日はあるものの、晴れて暑さの厳しい日が多く、熱中症に注意が必要。にわか雨や雷雨が発生しやすい日もあり、天気の急変にも注意が必要。9月の気温も平年より高い予想。前半を中心に高気圧に覆われて晴れて残暑の厳しい日が多いという。後半は、前線や湿った空気の影響でぐずつく時期があり、暑さの収まる日が次第に多くなる見込み。10月の気温も平年より高い予想。天気は周期的に変わり、暖かい空気に覆われやすい見込み。
○沖縄の8~10月暑さ見解
沖縄の8月気温は平年より高い予想。晴れて暑い日が多いが、にわか雨や雷雨の起こりやすい時期も。夜間も気温が下がりにくく、寝苦しい日が続く。9月の気温も平年より高い予想。