ここでは、『仮面ライダーガッチャード』で仮面ライダーマジェード/九堂りんねを熱演し、『THE仮面ライダー展』鹿児島スペシャルアンバサダーを務めた松本麗世さんに、『仮面ライダーガッチャード』テレビシリーズおよび『THE仮面ライダー展』の思い出をふりかえってもらった。
――『THE仮面ライダー展』鹿児島スペシャルアンバサダーに就任し、故郷の鹿児島に帰ってこられたときの松本さんのお気持ちはいかがでしたか?
地元ならではの安心感があり、一瞬で「帰ってきたな~」としみじみ思いましたね。街を歩いていると、周りの人がみんな鹿児島弁で話しているとか……。子どもたちの元気な声を聞いたりすると、すごく癒されました。
――開催前日(7月12日)のオープニングセレモニーで、本展開催に関わられた関係者の方々とともに、テープカットをされていたときの松本さんの堂々としたふるまいが印象的でした。
このようなセレモニーでテープカットをさせていただくのは初めてのことなので、緊張していました。手順とか作法とか、間違えたら大変だなと思って(笑)。普段は私がセンターに立つ機会はあまりないのですが、今回は『仮面ライダーガッチャード』キャストが私ひとりなので、いつもと違う感覚があり、それだけ緊張も高まりました。でもやっぱり「鹿児島にいる」という安心感のおかげで、スムーズにできたかなと思っています。
――『THE仮面ライダー展』会場内では、松本さんが子どものころ大好きだった『仮面ライダーオーズ/〇〇〇』をはじめとする平成仮面ライダーの立像展示の前で、すごくテンションが高まっていましたね。
子どものころはテレビ画面の向こうにいるヒーローだと思って、一生懸命観ていましたけど、この『THE仮面ライダー展』では仮面ライダーの「実物」が目の前に立っていましたから、あれは興奮しますよね。あと、異なる世界線にいるはずの仮面ライダーたちが大集結しているところ、あれが感動的なんです。
――松本さんが生まれるずっと前の、昭和の仮面ライダーシリーズで何か気になったライダーや、キャラクターはいましたか?
電波人間タックル(『仮面ライダーストロンガー』登場)です。タックルは仮面ライダーではないと聞きましたが、ストロンガーを助けて敵と戦っているし、専用バイクを持っていたりしますから、ライダーに限りなく近いですよね。ガッチャードと一緒に敵と戦うマジェードと似たポジションだなと思って、親しみを感じています(笑)。
――松本さんの思う、鹿児島の良いところ、おすすめしたいものは何ですか?
鹿児島といえば、美味しい食べ物がいっぱいあるところ! 私も鹿児島の食べ物、大好きです。ちまき、鳥刺し、きびなご、しろくま(かき氷)……鹿児島ならではの名産がたくさんありますから、他県にお住まいの方もぜひ鹿児島に美味しいものを食べに来てもらいたいです。あと、鹿児島の人に何か尋ねたりすると、ただ答えが返ってくるだけじゃなくて、何か会話がはずむような言葉を入れ込んでくださるんです。旅行で来られた人なら「どこからいらしたの?」とか「楽しんでくださいね」とか。そういった鹿児島の人たちの優しさが大好きです。
――鹿児島会場の『仮面ライダーガッチャード』コーナーで印象に残ったのは?
紹介パネルのモニターで、『仮面ライダーガッチャード』の名場面をまとめた2分ほどの紹介映像が流れていたんですが、あれを観ていると昨年から今年にかけての撮影の日々が思い出され、心にジーンと来ましたね。
『THE仮面ライダー展』の国内開催は鹿児島会場でファイナルを迎えたが、今度は海を渡って香港・INCUBASE Arenaにて『THE仮面ライダー展in香港』が開催(9月28日~11月24日)されることとなった。詳細については、公式サイトを参照してもらいたい。
⇒『THE仮面ライダー展』鹿児島会場開催! - 『仮面ライダーガッチャード』松本麗世が「地元愛&仮面ライダー愛」を熱く語る
(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
(C)東映・東映ビデオ・石森プロ
(C)石森プロ・東映
秋田英夫 あきたひでお 主に特撮ヒーロー作品や怪獣映画を扱う雑誌・書籍でインタビュー取材・解説記事などを執筆。これまでの仕事は『宇宙刑事大全』『大人のウルトラマンシリーズ大図鑑』『ゴジラの常識』『仮面ライダー昭和最強伝説』『日本特撮技術大全』『東映スーパー戦隊大全』『上原正三シナリオ選集』『DVDバトルフィーバーJ(解説書)』ほか多数。 この著者の記事一覧はこちら