OSがアップデートされる度に種類が増えている、Apple Watchの文字盤デザイン。それぞれの特徴や使いこなしのポイントを紹介します。
今回は「写真」です。

なお、詳しい説明や設定方法はこちらの記事でご紹介しています。
○ベストショットの加工精度がさらに向上

「写真」は以前からwatchOSに搭載されてきた定番の文字盤のひとつですが、watchOS 11では大きなアップデートがありました。AIの能力向上により、時刻表示の数字を被写体の裏側に回り込ませたり、被写体に被らないサイズ・並びに自動的に調整したり、または背景だけ色を変えるといったことも可能になっています。

お気に入りの写真は、ライブラリに溜め込むばかりでなく積極的に“見える場所”に置いてこそ価値があります。日々の小さな癒やしに活用してみてはいかがでしょうか。
○情報量と実用性

文字盤に設定する写真は、アプリが自動的にピックアップしたおすすめ写真から選ぶ方法と、ライブラリから手動で選択する方法があります。アプリがピックアップした写真は、時刻表示の回り込みや表示サイズが自動的に最適化され、手動で選択したものは、ある程度パターン化された加工が見られます。ポートレートモードの写真はいずれの場合もだいたい自動的に最適化されるようです。

コンプリケーションは上部と下部の2カ所配置が可能ですが、配置すると時刻表示がやや小さくなります。
○おススメの使い方

人物やペット、自然、町並みなど、カテゴリ別に抽出されたおすすめ写真から選択することで、でバランスのよいデザインの文字盤が作成されます。写真は選別も可能です。
あまり手をかけずに、ライブラリに眠っているベストショットを日常的に活用するのに最適です。
○「写真」文字盤のバランスは?

笠井美史乃 かさいよしの アプリ、サービス、マーケティングなど、IT・ビジネス分野で取材・執筆・編集を行う。マイナビニュースでは2013年開始の連載「iPhone 基本の『き』」をはじめ、iPhone・iPad・Apple WatchなどAppleデバイスのハウツーやレビューを担当。雑誌「Web Designing」「Mac Fan」、その他企業オウンドメディアなどで執筆中。 この著者の記事一覧はこちら
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