ファミリーマートは2月5日、グローバルで活躍するクリエイターのNIGO氏がクリエイティブディレクターに就任したことを発表した。

○「日本のカルチャーとライフスタイルを最も体現できるのはコンビニ」

同社はファッションデザイナーでありクリエイティブ・ディレクターのNIGO氏と、次世代店舗および戦略商品カテゴリーのクリエイティブディレクター、マーケティングキャンペーンの監修、店舗のデジタルサイネージメディアであるFamilyMartVisionによる次世代マーケティングの開発など、多岐にわたる分野で協業を行っていく。
同社はNIGO氏と部門横断型のチームを発足の上、2025年春のデビューを目指し、具体的な取り組みを進めていくとしている。

コンビニエンスストアは、社会情勢の変化や顧客のニーズを取り込みながら、便利さを超えた生活インフラとして進化を遂げてきた。その機能は世界的にも、高品質、安全・安心、清潔などの観点から、日本が世界に誇る業態、文化と高く評価されている。

同社は、日本発祥のコンビニエンスストアチェーンブランドとして、既存のコンビニの枠を超え、さらに人々の生活を豊かにする生活インフラとして進化させるため、NIGO氏との協業を推進していく考えだ。

「世界中から日本が注目される中で、日本のカルチャーとライフスタイルを最も体現できるのはコンビニです。ファミリーマートはクリエイティブをリスペクトし、常に新しいことにチャレンジし続けています。そんなファミリーマートと25年2月5日にパートナーシップの発表ができたことは大変光栄です。これからファミリーマートと共に、日本そして世界の人々の日常を楽しく出来たらと思っています」(NIGO氏)。

「多彩なクリエイティブ活動で世界から注目されるNIGO氏とのパートナーシップは、"チャレンジするほうのコンビニ!"を標榜するファミリーマートにとって大きな喜びです。日本独自のセンスやエスプリをNIGO氏と共に深化させ、未来の日常生活でも「あなたとコンビに」を実現し世界中のお客さまからファミリーのように愛されるコンビニを目指します」(ファミリーマート代表取締役社長 細見研介氏)。

NIGO氏は、90年代に自身が立ち上げたファッションブランドが世界中を席巻し、現在に至るストリートファッションシーンの礎を築いた。2010年には新たにブランド「HUMAN MADE」をスタートさせ、同時期よりさまざまな企業のクリエイティブも手掛ける。
2021年9月より、LVMH傘下のブランド「KENZO」のアーティスティック・ディレクターに就任。 2025年1月、パリにて「LOUIS VUITTON」よりァレル・ウイリアムスとのコラボコレクションを発表した。
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