5団体防犯建物部品普及促進協議会は2月27日、「戸建て住宅における防犯意識調査」の結果を発表した。調査は2024年12月18日~21日、一戸建て住宅を購入、もしくは購入時に住宅の仕様を検討した20代~60代の男女445人を対象にWEBで行われた。


5団体防犯建物部品普及促進協議会は2月27日、「戸建て住宅における防犯意識調査」の結果を発表した。調査は2024年12月18日~21日、一戸建て住宅を購入、もしくは購入時に住宅の仕様を検討した20代~60代の男女445人を対象にWEBで行われた。

はじめに、「住宅購入時に、防犯対策についてどの程度考えましたか?」と尋ねたところ、44%が「考えていなかった(まったく+あまり)」と回答。理由を聞くと、「防犯意識が不足していた」(43.4%)、「地域の治安が良好だと思っていた」(31.6%)が多く、購入当時はまだ住宅侵入犯罪が社会的課題として いの認知が低かったよう。

一方、「防犯対策を考えていた」人は56%。理由を聞くと、「普段から防犯意識が高い」(56.2%)や「社会的事件が多く不安に思った」(53.4%)など、普段から住宅侵入犯罪に意識、不安に思っていることが明らかに。また、「住宅会社から提案があった」という回答は僅か15%程度となり、住宅関連事業者からの防犯対策提案の低さも浮き彫りとなった。

続いて、「昨今の防犯事情に関するニュースを見て、新たに防犯対策を対応しましたか? あるいは対応したいと思いますか?」と聞いたところ、85%が「対応した・対応したい」と回答。住宅購入時には44%の人が防犯対策を考えなかったことを考えると、現在の闇バイト強盗事件等の増加により、住宅防犯意識がいかに高まっているのかが分かる結果に。

また、どんな防犯対策を採用したいかと聞くと、「防犯カメラの設置」が最多の64.4%。次いで「玄関まわりの強化(鍵の強化等)」(48.3%)、「窓まわりの強化(面格子や防犯ガラス等)」(43.5%)と続き、住宅開口部における侵入対策が上位にあがった。

最後に、「これから住まいの防犯対策を講じる際、専門家からのアドバイスや提案が必要だと感じますか?」と質問したところ、67%が「そう思う」と回答。
多くの人が専門家からのアドバイスが必要と考えていることがわかった。
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