3年の時を経てついに発表された、ソニーワイヤレスヘッドホンの最新フラッグシップモデル「WH-1000XM6」。海外出張の長時間移動に耐えかねて自分もWH-1000XM5を愛用しており、強力なノイズキャンセリングとナイス音質に助けられています。
製品の詳細についてはレビュー記事『自動で最適なサウンドに、ソニー「WH-1000XM6」はシンプルに最高音質が楽しめるヘッドホンだった』に譲りますが、アメリカの著名スタジオと協業で磨き上げたサウンドが見どころ。協業したスタジオとして列挙されているBattery Studiosはこれまでも助力を受けてきたというソニーグループ内のスタジオで、さらにテイラー・スウィフトやレディ・ガガの楽曲マスタリングを行うSterling Soundまで参画。楽曲を完成品に近づける中で最後のプロセスであるマスタリングエンジニアと協業したことで、制作側が届けたい音質を実現したというのが音質面でのアピールポイントです。
加えて新しくなったANC処理チップ「QN3」や音声処理チップ「V2」を搭載し、メガネやマスク、キャップ等の装着に応じてノイズキャンセリングの品質を改良。さらになんと言っても、ヘッドバンド部が折りたためる仕様に回帰した点もポイントでしょう。座談会では「前モデルではシンプルさを追求していく中で、要素を削ぎ落していく作業を主に行ってきたが、やはり製品として不満に思われることもあった。WH-1000XM6では電源ボタンを手探りでも押せるようわかりやすくしたほか、復活の要望がとても大きかった折りたたみ仕様を盛り込んだ」と話します。
ヘッドバンドが折りたためるようになったことに加えて、ケースからはファスナーを排してかんたんに開閉できるように改良。片手でぱっと引き出して広げて装着できるデザインに仕上げたほか、ヒンジを工夫したことで首にかけた際にカップの外側が表に向くように変更されました。これはなかなかレビューで出てこない、製品を普段から使っていく中でうっすら気になるような細かな使用感に基づく改善で、製品開発にユーザーの声をしっかり拾い上げて反映していく姿勢を感じ取ることができました。
今回のイベントではアーティストのKucciさんがスタジオで生歌を披露。
WH-1000XM6のどんな部分が気に入ったかと聞かれたKucciさんは、「音楽を聞いたり動画をさらに楽しめる音質も素晴らしいですが、やっぱり着けて気分が上がるデザインがとってもお気に入りです。特にこのプラチナシルバーがよくて、わたしみたいに明るいカラーに髪を染めている人にもぴったりだと思います」とポジティブな感想を口にしていました。











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