映画『フロントライン』(6月13日より全国公開)のジャパンプレミアが28日、都内で行われ、小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介、森七菜、桜井ユキ、関根光才監督が登壇した。
○窪塚洋介、『フロントライン』を観た周りの人たちの反響を明かす
同作を観た周りの人たちからの反響を聞かれると、窪塚は「(試写会に招待した人の)ほぼ全員が、まるで自分がこの映画に最初から関わっていたかのように、『この映画は日本中、世界中の人に見せるべきだ』という熱いメッセージをくれるんですね」と明かし、その理由を「なんでだろう? と(考えたら)。
5年前に全員同じ体験をしてるので。その力って本当に大きいんだなと思いました」と推察した。
さらに、「みんな、『取り返せない時間や失ったものを前向きな力に変えようと、この映画を観て思えた』と言ってくれるので、6月13日、本当に世界が変わるんじゃないかなというふうにすら思える、この映画に関わることができて、誇りに思います」と力強く語っていた。
○映画『フロントライン』あらすじ
2020年2月、乗客乗員3,711名を乗せた豪華客船が横浜港に入港した。香港で下船した乗客1人に新型コロナウイルスの感染が確認されていたこの船内では、すでに感染が拡大し100人を超える乗客が症状を訴えていた。出動要請を受けたのは災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」。地震や洪水などの災害対応のスペシャリストではあるが、未知のウイルスに対応できる経験や訓練はされていない医療チームだった。
対策本部で指揮を執るのはDMATを統括する結城英晴(小栗旬)と厚労省の立松信貴(松坂桃李)。船内で対応に当たることになったのは結城とは旧知の医師・仙道行義(窪塚洋介)と、愛する家族を残し、船に乗り込むことを決めたDMAT隊員・真田春人(池松壮亮)たち。彼らはこれまでメディアでは一切報じられることのなかった「最前線」にいた人々であり、治療法不明の未知のウイルス相手に自らの命を危険に晒しながらも乗客全員を下船させるまで誰1人諦めずに戦い続けた。全世界が経験したパンデミックの「最前線」にあった事実に基づく物語―。
(C) 2025「フロントライン」製作委員会
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