吉沢亮、役者をやっていて良かったと思う瞬間「カンヌで『国宝』が上映されて…」

俳優の吉沢亮が2日、都内で行われたアイリスオーヤマ「緑茶飲料 新商品発表会」に登場した。

アイリスオーヤマは、同社初の緑茶飲料「アイリスのお茶 綠(りょく)」を6月2日より新発売。それに伴い、吉沢亮をイメージキャラクターに起用した新CM「あの人にも」編、「朝は本物」編を発売日から放映をスタート。同社のCMではこれまで日本一嘘のつけない広告マン・要正直を演じてきた吉沢だが、今回は究極の茶道を追求する伝説の茶人・要正直之介、通称お綠さん役を熱演し、同商品の魅力を訴求する内容となっている。

スーツ姿でイベント会場に登場した吉沢は、この日お披露目された新CMについて「普段はアイリスオーヤマさんのCMはCMプランナーという設定で色々やらせていただきましたが、今回は要正直之介ということで、伝説の茶人という全く別の設定で演じさせていただきました。最初はすごく驚きましたが、新鮮な空気感の中で撮影させていただきました」とこれまでのCMとは世界観が異なるという。

続けて、「普段のアイリスオーヤマさんのCMはコミカルで、現場のスタッフさんをどれだけ笑わせられるのか、命を賭けながら撮影していた部分もありましたが、今回は全く違うテイストで和室の素晴らしい空間の中、静寂が流れる現場でした」と振り返り、「アイリスさんの現場でこんなに静寂でいいのか不安もありましたが、新鮮な気持ちでやらせていただきました」と感想を。

○主演映画『国宝』がカンヌ国際映画祭監督週間で公式上映

注目して欲しいポイントについて「僕が要正直之介を演じますが、お茶を飲んだ後に一言言っています。一言一言がなかなか深く人生に沁みるような言葉が出てくるので、そこに注目して欲しいと思います」とアピールした。

主演映画『国宝』は、現地時間5月18日にフランスのカンヌ国際映画祭監督週間で公式上映された。カンヌを訪れた吉沢は「カンヌっていう街は映画関係者だったり映画好きな方の熱量が集まっていて、なかなか日本では見られない景色でした」と話し、「『国宝』を公式上映させてもらい、海外の方も受け入れてくださって、心から役者をやっていて良かったなと思った瞬間でした。心のリフレッシュというか新たな気持ち、身が引き締まる思いでした」と充実感をにじませた。

また、NHKの次期連続ドラマ小説『ばけばけ』では英語教師・錦織友一役を演じる。撮影はすでに始まっているといい、「英語の勉強を3～4カ月続けていますが、なかなか難しいですよ。学生時代真面目にやっていなかったので、もっとやっとけば良かったです(笑)」と苦笑いも「(英語の勉強を)必死にやっている最中でございます」と役作りに奮闘しているようだった。