野村アセットマネジメントはこのほど、「投資信託に関する意識調査2025」の結果を発表した。調査は4月3日~8日、20代~70代以上の男女2万7,790名(各年代13~20%)を対象にインターネットで行われた。


「長期的な資産形成について、あなたはどのような意識で取り組んでいますか?」と質問したところ、非投資家・投資家ともに「預貯金を貯めていきたいと思う」(非投資家33%、当しか36%)と回答した人が多く、いずれも3割超。一方、非投資家の最多回答は「あまり考えていない」で47%だったのに対し、投資家は「長期的に保有し複利の効果を活用したいと思う」が最多の42%を占めた。

また、投資に対するイメージについては、非投資家・投資家ともに8割近くが「投資を始めるには知識が必要」と考えていることが明らかに。さらに、投資家であっても5割が「怖いもの」、また、4割が「ギャンブルのようなもの」と思っていることがわかった。

次に、世帯で保有している現金および金融資産(不動産を除く)の構成比を、合計が100%になるよう答えてもらったところ、投資信託の保有者比率は17.5%と、2024年調査(18.0%)からほぼ横ばい。一方で、NISA利用者は28%と、前回調査(13%)から15ポイント上昇。特につみたて投資枠の利用率が上昇した。

また、現在保有している投資委信託の商品と、今後も保有し続けたい商品について聞くと、いずれも29%が「投資信託の種類がどれに該当するかわからない」ことが明らかに。また、今後購入したい投資信託の種類について「どれに該当するかわからない」と回答した人は44%。さらにNISAについても同様の傾向がみられ、現在保有している商品(42%)・今後購入したい商品(40%)ともに4割が「どれに該当するかわからない」と回答した。

次に、投資信託の購入時に重視することを教えてもらったところ、「NISAで投資できること」(42%)が最多に。次いで「コストが安いこと」(35%)、「自分のリスク許容度にあった商品であること」(24%)、「高いリターンが期待できること」(20%)と続いた。


また、「NISAを始めたことで、意識や行動に変化はありましたか?」と聞くと、「株価や為替の値動きを見るようになった」(27%)や「金融・経済に興味を持つようになった」(27%)など、ポジティブな効果が見られた。
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