リンクタイズグループは6月3日、2025年フォーブス「日本長者番付」トップ10を発表した。

番付首位は、衣料品ブランドのユニクロを展開し小売業で成功を収めた柳井正氏。
資産額は前年から100億ドル以上増え、過去最高の482億ドル(約7兆円)となった。

2位は、3月期決算で4年ぶりの最終黒字を達成したソフトバンクグループの創業者、孫正義氏だった。資産額は282億ドル(約4兆930億円)。

3位は、センサメーカーのキーエンス創業者の滝崎武光氏で、純資産は207億ドル(約3兆円)とわずかに減少した。4位はサントリーホールディングスの佐治信忠売氏で、資産額は前年から12億ドル増加して105億ドル(約1兆5200億円)だった。

5位には、東証プライム上場の情報通信会社、光通信の会長である重田康光氏が初めてトップ5入りした。6位は安田隆夫氏(54億ドル/約7840億円)、7位は高原豪久氏(53億ドル/約7690億円)、8位は関家一家(50億ドル/約7260億円)、9位は伊藤兄弟(49億ドル/約7110億円)、10位は森章氏(47億ドル/約6820億円)だった。

50位内で資産増加率が前年比で最も高かったのは、ゲーム産業で財を成したコナミグループの上月景正氏で、資産額は35億ドル(約5080億円)へと倍増し、順位を9つ上げて17位に入った。

資産額を減らしたのは9人で、半導体製造装置を手掛けるディスコの創業者一族の関家一家(8位)も含まれている。ディスコの株価が40%近く下落したことを受け、純資産は24億ドル(約3分の1)減少して50億ドル(約7260億円)となった。

「日本長者番付」に名を連ねた富豪50人の資産総額は、円高の影響もあり前年比14%増の2280億ドル(約33兆1000億円)となった。
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