木村文乃&田中樹主演の『連続ドラマW I, KILL』(現在放送中 毎週日曜 22:00~全6話 WOWOWプライム/WOWOWオンデマンド)が、「第29回プチョン国際ファンタスティック映画祭」に正式招待されることが10日、明らかになった。
木村文乃と田中樹(SixTONES)がダブル主演を務める同ドラマは、WOWOWと松竹・松竹京都撮影所がタッグを組んだ初の完全オリジナル大型企画。
WOWOWのオリジナルドラマは6年ぶりの主演となる木村は、「群凶」と呼ばれる怪物が襲い来る極限の世界の中で、母として血の繋がらない娘・トキを守るために立ち向かう元忍びのお凛役を、そしてWOWOWのオリジナルドラマ初出演にして初主演を務める田中は、人としての意識を保ちながら「群凶」になってしまった謎の男・士郎役を演じる。
「生きる」(I kill/斬る)をテーマに、天下分け目の戦い・関ヶ原の合戦から35年後、三代将軍・家光の時代が舞台設定の同ドラマ。崩壊した世界の中で愛する者を守るために闘うお凛(木村)と、悲しい運命を背負いながらも自分が何者なのかを知るために旅をする士郎(田中)が出会い、2人の運命が大きく動き出す。物語は主人公の2人をそれぞれ軸にして展開。お凛が過去に抱える罪と我が子のように大切なトキへの切なる思い、そして士郎の本当の正体が物語が進むにつれて次々と明かされる。
○スピンオフ作品『I, KILL VR』も正式招待
このたび、同ドラマが韓国・プチョン(富川)で7月3~13日に開催される「第 29回プチョン国際ファンタスティック映画祭」に正式招待され、現地にて第1・2話が特別上映されることとなった。 韓国といえば、映画『新感染』シリーズが世界的ブームの火付け役となり、"Kゾンビ"という言葉までもが浸透。日本のドラマ作品が正式上映されることは珍しく、韓国で、日本・京都発の本格サバイバルスリラーである本作がどのように受け入れられるのか注目だ。
また、技術的なトライアルとして水面下で作られていたスピンオフ『I, KILL VR』が、同映画祭のXR部門「Beyond Reality」で正式招待が決定。同ドラマは、本編を踏襲した世界観のもと、ドラマ本編とは別の場所で起きたサブストーリーとして、全員、新たなキャストにより撮影し、イマーシブオーディオを活用するなど臨場感溢れる物語への没入体験を味わえる多角的展開として制作された。 同ドラマは、技術的なトライアル目的として作られたため、今後の展開や一般での公開は未定となっている。
■木村文乃 コメント
――映画祭での公式上映が決定したことについての感想を?
まずは京都撮影所のみんなに、やったよー!!とお伝えしたいです。
夜遅くを通り越して早朝まで思(試)案、熟考を重ね、トライアンドエラーを繰り返し0から作り上げていく愛しいスタッフ陣。日本の本気よ世界に届け!とone for allの魂で取り組んできたその現場の皆さんの思いが、個人的にゾンビ愛が厚いと感じている韓国の地にて評価していただいたことはこれ以上ないプレゼントです。
――クライマックスへ向けて視聴者の皆様へのメッセージを。
人が人から生まれる限りなくなることのない縁と因縁、愛と憎しみ。みなさんならどう決着を着けますか? そしてこの作品が時代、歴史物であるということの証明が最後の最後に待っています。見終わった後に、ということはもし続きがあるのなら…!!!とまた新たな想像をかき立てられることをお約束します。
■田中樹 コメント
――映画祭での公式上映が決定したことについての感想を?
この作品を作っている時は過酷なスケジュールの中必死に取り組んでいたため、この作品の後先を考えずに真摯に向き合っていました。
ですが、この作品の完成を目にした時に少しでも多くの方に見ていただきたい、見ていただくべき作品だと心から思いました。なので、今回このような機会をいただけたこと心から嬉しく思います。日本の美しい風景と、世界的に注目を集めるサバイバルスリラーの融合をぜひ楽しんでいただければと思います。
――クライマックスへ向けて視聴者の皆様へのメッセージを。
ここまで『I,KILL』を楽しんでいただいてありがとうございます。
ここから物語はさらに加速していきます。最後の衝撃の展開までノンストップで駆け抜けていくこの作品を、最後の1秒まで余すことなく楽しんでいただけたら嬉しいです。
【編集部MEMO】
プチョン国際ファンタスティック映画祭は、韓国で1997年からスタートしたアジア最大級の映画祭。BIFANの愛称で知られ、アジアを代表するジャンル映画祭としてサスペンスやスリラー、アニメ、ファンタジーなど、個性豊かな作品を約10日間にわたって多数上映する。開幕式のレッドカーペットには、各国の有名スターが集うことでも知られている。
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