今年最大の関心事と化しつつあるコメ価格の高騰問題。このままでは、“今年の漢字”まで「米」になりかねない。
そんな不安が脳裏をかすめる中、依然として国産米100%の使用にこだわっている、ありがたいチェーン店がある。そう、みんな大好き“すき家”だ。
「国産米にこだわるすき家、最高!」的な声が連日ネットでは溢れているが、実はすき家の牛丼やカレーをより美味しく、お得に食べる方法があることをご存知だろうか? 以下、その詳細をどうぞ。
○■ランチセットなら50~80円もお得! 「牛丼おしんこランチセット」を実食
各牛丼チェーンの売上や店舗数を鑑みても明らかだが、今この業界の王座に君臨しているのは間違いなく、“すき家”だ。
その理由はさまざまで、牛丼の種類が充実していること、サブメニューも充実していること、立地がいいこと、値段が安いこと……など、いろいろと考えられる。さらに、今年に関しては「国産米を100%使用していること」も人気に拍車をかけているのではないだろうか。
本当に大切なものは、失ってはじめて気付く。コメ価格が高騰し、入手しづらくなっている今、多くの人が国産米のありがたみや美味しさを改めて実感しているに違いない。すき家がネット上で感謝されまくるのも当然だが、今回はさらにそれをお得に、コスパよく食べよう! っていう話をシェアしたい。
「おいおい、すき家がこれだけ頑張ってるのに、お前はまだ安く済ませようとしてるのか」「恩知らずが」と罵られそうだが、姑息な裏技を推奨したいわけではない。ランチセットを利用しよう、というだけのことだ。
個人的に、すき家を利用する時間帯が夕方~夜になるパターンが多かったので、ランチセットというのはあまり利用したことがなかったのだが……。
これ、改めて考えるとめちゃお得だよね? すでにランチで利用しまくっている人からすれば「何を今さら」「恩知らずが」とお叱りを受けそうだが、これを利用しない手はないでしょ!
ということで、そそくさと入店。この日は牛丼、みそ汁、おしんこがセットになった「牛丼おしんこランチセット」(並盛、580円)を選んでみた。通常より50円もお得だという。
牛丼並盛の単品が480円なので、みそ汁とおしんこを合わせて100円で買えた計算になる。そう考えるとかなりお得感がある。もし、24時間いつでも「みそ汁&おしんこ」が100円で買えるとしたら、多分、売れまくると思う。だけど、それだと原価と売上の兼ね合いがよろしくないから、やらない。やはりこれは、ランチタイムにのみ許された、すき家なりの大盤振る舞いなのだと受け止めたい。
ちなみに、カレーとサラダがセットになった「カレーサラダランチセット」は70円、「牛丼とん汁ランチセット」は80円も割安になるという。一番高いランチセットメニューが「牛丼とん汁シーザーサラダランチセット」(並盛、780円)になるが、それでも「ランチ代としては十分に安い」というラインをしっかり保っているのがスゴい。
さて、ランチセットの紹介はこの辺にして、あとは実食あるのみ。いっぱい解説したから腹減った!
あっ、ウマッ!! 醤油のちょうどいい甘辛さと優しく香る芳醇な風味。
ナチュラルな味付けで本当にウマい!!
っていうか、考えてみれば久々にプレーンの牛丼を食べたかもしれない。いつも期間限定メニューを食べるか、「とろ~り3種のチーズ牛丼」「高菜明太マヨ牛丼」「かつぶしオクラ牛丼」あたりをヘビロテしているので、意外にプレーンは食べていないのかも……。
改めて食べると、やっぱりウマい。お米もつくづく美味しく感じる……。輸入米と直接食べ比べているわけじゃないのでわからないけど、やっぱり甘みがあって美味しい。これが単品で480円か。……安ッ! ホント、感謝しかない。
みそ汁も、ちゃんと具だくさん! わかめ、おあげ、ねぎがバランスよく入っているし、食感もいい。出汁の味も美味しいよね、すき家のみそ汁って。わざとらしくないというか。飲食チェーン店のみそ汁って、人工的に「出汁の味をつけました!」みたいなパターンもあるし、それでも価格を考えれば文句なんてないんだけど、こうして安く、ちゃんと美味しいみそ汁が飲めるというのは、すごく幸せなことだ。
おしんこはもちろん……
牛丼にドンッ! シャキシャキ感と野菜の旨みが加わり、牛丼がまた随分と違った味わいに変化する。
すき家のおしんこは塩っけが控えめなので、牛丼に乗せる場合は醤油や七味を足して味を調整してもいいし、そのまま箸休めとして単品で味わうのもオススメ。ボリュームもかなりあるので、みそ汁と合わせて100円でトッピングできるというのは、本当にありがたい限り。
ということで今回は、すき家のランチセットの魅力を長々と語らせてもらった。「職場や学校の近くにすき家がないんだけど……」という人もいると思うが、ランチセットは土日も関係なく利用できるので、ぜひお得に楽しんでみて!
編集部おすすめ