JCOM(J:COM)は6月18日、グループ全体の情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格「ISO/IEC 27001:2022(JIS Q 27001:2023)」について、認証登録範囲を拡大したことを発表した。

最新の技術に対応した情報セキュリティマネジメントの国際規格


JCOMグループは、事業の特性上、顧客やパートナーから預かる情報資産を取り扱うことから、その保護を経営の重要課題と位置付けており、同グループでは2022年5月26日に初めての認証を受けている。
今回の範囲拡大は、JCOM本体およびグループ各社が新たにISMS認証を取得したことにともない、5月22日に登録範囲変更の承認を受け、6月18日に登録証を授与されたもの。登録番号はI490、認証機関は日本検査キューエイ。

「ISO/IEC 27001:2022」(JIS Q 27001:2023)は、「情報セキュリティ、サイバーセキュリティおよびプライバシー保護-情報セキュリティマネジメントシステム-要求事項」を正式名称とする、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格で、最新のセキュリティリスクや技術に対応した管理策や運用要求が盛り込まれている。

認証の適用範囲には、ケーブルテレビ、インターネット、固定電話、モバイル、電力・ガス、IoT、オンライン診療、広告、番組供給・映像制作、少額短期保険、事務サポート・施設管理、各種催事企画といったJ:COMの各事業が含まれる。同社は今後もISMSの運用と継続的な改善を図ることで、情報資産を適切に保護・管理していく方針だ。
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