セスコは6月18日、「戸建て住宅における点検実施状況とシロアリ対策」に関する調査結果を発表した。調査は5月28日~29日、築10年以上の戸建ての持ち家に住む30代~60代の男女330名を対象に、インターネットで行われた。
まず、「現在お住まいの住宅について、定期的な点検(外壁や床下、設備など)を行っていますか?」と尋ねたところ、76.7%が「定期的な点検は行っていない」と回答。
一方、「点検をしている」人は23.3%で、内訳は「2~3年に1回程度」(16.4%)、「年に1回程度」(4.2%)。点検内容を聞くと、「外壁や屋根の劣化」(47.3%)が最も多く、次いで「害虫や害獣の確認」(22.1%)、「床下や基礎部分の状態」(21.5%)と続いた。
次に、シロアリ対策を行っているかと質問したところ、73.0%が「行っていない」と回答。理由を聞くと、「特に理由はない」が最多の33.6%。次いで「費用が高そうだから」(30.3%)、「被害の兆候がないから」(29.9%)が上位に。
一方、「行っている」と回答した人は27.0%。どんな対策を実施しているのかを教えてもらったところ、1位「専門業者による点検・防除」(57.3%)、2位「自身によるシロアリ予防剤の塗布や噴霧」「自身による被害の兆候確認」(ともに16.9%)となった。
最後に、シロアリ対策を行っていない人に「今後、シロアリの点検・駆除・予防を専門業者に依頼する場合、業者選びにおいて重視すること」を尋ねたところ、「費用の明瞭さや事前の丁寧な見積もり」が最多の61.4%。次いで「保証の充実度」(42.3%)、「有資格者による施工・点検対応」(37.3%)と続いた。
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