俳優の吉岡里帆と水上恒司がW主演を務める映画『九龍ジェネリックロマンス』(8月29日公開)の本予告とメインビジュアルが公開となり、主題歌に5人組バンド・Kroiの新曲『HAZE』が採用されることが明らかになった。なお、6月27日より全国の劇場・オンラインにてムビチケの販売も開始となる。


懐かしさで溢れる街・九龍を舞台に、会社の同僚として賑やかな日々を過ごす工藤(水上恒司)と令子(吉岡里帆)の姿から始まる本映像。先輩社員である工藤へ想いを寄せる令子、互いに心を通わせるように、二人の距離は急速に縮まっていく。恋が動き出す予感に満ちたシーンが映し出される一方で、「ただの錯覚で、触れられたいと思いますか」と令子が工藤に問いかける緊迫した場面を皮切りに、ふたりの関係に漂う「違和感」、九龍に秘められた「謎」が姿を現し始める。

「もうひとりの自分」の存在に戸惑いながらも、工藤への想いを抑えきれない令子は、「私を見てください」と真っ直ぐに想いをぶつけるが、忘れられない過去に囚われ、自分自身の気持ちに揺れる工藤。そこには、惹かれ合うほどに、なぜか遠ざかってしまう二人の姿が。恋心と謎が絡み合い、交錯する想いが胸を締めつける──切なくも美しい、ミステリー・ラブロマンスがいよいよ幕を開ける。

吉岡里帆と水上恒司がゼロ距離で見つめ合う


あわせて解禁されたメインビジュアルには、ゼロ距離で見つめ合う令子と工藤の姿が印象的に写されている。「あなたに触れたい。この恋が、消えてしまっても。」というキャッチコピーとともに、二人の恋の行方と九龍に秘められた謎への期待を一層高める仕上がりとなっている。

本予告内にて解禁となった主題歌は、ミクスチャーな音楽性を提示する5人組バンド・Kroiによる新曲『HAZE』。アンニュイなボーカルと懐かしさと新しさを併せ持つサウンドで、ノスタルジーに満ちた本作の世界観を表現し、物語にさらなる彩りを添えている。さらに、Kroiから寄せられたコメントも到着した。


■Kroi コメント
この度は『九龍ジェネリックロマンス』の主題歌を担当させていただき、本当にありがとうございます。
原作や映像作品を拝見し、自分たちが感じた「懐かしさ」や、「東洋の雰囲気」を大切にしながら曲を描きました。
特に、この作品の九龍の街並みが好きであの街の匂いや湿度を想像して、街に入り込んだ感覚で、サウンドや歌詞を決めていきました。
映画とともに、楽曲もたくさん楽しんでいただけたら幸いです。

(C)眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会

【編集部MEMO】
『九龍ジェネリックロマンス』あらすじ
「私、九龍に恋をしている―――。」ノスタルジー溢れる街「九龍城砦(くーろんじょうさい)」の不動産屋で働く鯨井令子(くじらい れいこ)は先輩社員である工藤発(くどう はじめ)に心惹かれていた。その恋を自覚した令子は、1枚の写真から工藤にはかつて婚約者がいたことを知るのだが、その婚約者は自分と全く同じ姿だった。妖しくも美しい九龍の街で繰り広げられる日常。秘めた想いは密かな願いと成って、衝撃の真実を連れてくる。過去・現在・未来が交錯する中、恋が、全ての秘密を解き明かす。
編集部おすすめ