女優の広瀬すずが主演を務める映画『遠い山なみの光』(9月5日公開)の場面写真が一挙に11点公開となった。
『遠い山なみの光』は、ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロ氏の長編デビュー作を、石川慶監督が映画化。
この度、夫婦を演じた広瀬すずと松下洸平の仲睦まじい2ショット、さらに、柴田理恵、渡辺大知の初場面写真など、一挙11点が公開となった。
まずは、1950年代の長崎で暮らす主人公の悦子(広瀬すず)と、夫の緒方二郎(松下洸平)の日常が垣間見える夫婦のショット。妊娠中の悦子は、傷痍軍人の二郎と団地で暮らしている。世の中は、終戦から数年経って復興への兆しが見えていたが、川向こうの森で連続幼児殺害事件が起きるなど不穏な空気も漂っており、仕事が忙しい二郎は身重の悦子を案じる。
2枚目は悦子が長崎で知り合う、ミステリアスな雰囲気漂う女性・佐知子(二階堂ふみ) と、その娘・万里子のカット。佐知子は米兵のフランクとの関係も包み隠さず、近いうちに一緒にアメリカへ渡る予定だと悦子に打ち明ける。女だからと自分の未来をあきらめず、夢への活路を見出す彼女の姿に、悦子は最初は戸惑いつつも、次第に憧れと共感を覚え始める。
その他、福岡から訪ねて来て、しばらく悦子と二郎の団地に滞在することになる二郎の父、緒方誠二(三浦友和)や、うどん処の藤原役の柴田理恵、高校教師の松田重夫役の渡辺大知など、本作に深みを与えるキャストの場面写真も解禁となっている。
(C)『遠い山なみの光』製作委員会
【編集部MEMO】
原作者、エグゼクティブ・プロデューサーのカズオ・イシグロは、本作で描かれる長崎県の出身で、幼年期に渡英したのち、1983年にイギリス国籍を取得。2017年にノーベル文学賞を受賞している。