女優の白石聖が26日、都内で開催されたAmazon Originalドラマ『私の夫と結婚して』(Prime Videoで27日より配信開始)の日韓コラボイベントに登壇した。
○カレーをかけられた直後のシーンは2週間後
同作は、韓国で実写化された話題作の日本版。
日韓共同プロジェクトとして制作され、小芝風花と佐藤健がW主演を務める。イベントには、共演のSUPER EIGHT・横山裕、白石聖、田畑智子、黒崎レイナ、Travis Japan・七五三掛龍也が登壇し、韓国からは小芝と佐藤もリモートで出席。上映会の後、作品の見どころや撮影秘話を語った。
白石は撮影エピソードを問われると、「すべてが印象的でしたが、中でもカレーを(横山演じる)友也にバッとかけるシーンが強く印象に残っています」と回想。当初は一発で終わる想定をしていたシーンだが思いの外、数テイク重ねることになり、「最後は監督がカレーの粘度を緩めて水っぽくしたものでやろうってなって、めっちゃ飛びましたね」と笑顔で振り返った。
カレーをかけた直後のシーンの撮影は約2週間後に行われた。横山は「服をそのまま保存していたんですよ。すっごい臭かった……。風花ちゃんも聖ちゃんも僕から少し距離を取ってた気がして、ちょっとショックでした」と苦笑い。これに小芝が「横山さんも『なんか、うんち漏らしたみたいでショックなんやけど』と言ってましたね」と明かすと、横山はすかさず「やめて、今記者の方いっぱいいるよ? “うんち”とか言わないで!」とツッコミ、会場の笑いを誘っていた。
演じた江坂麗奈という役柄について、白石は「常に美紗に対して友達として接しているように見えて、実はマウントを取り合ったり、言葉の裏にチクッとしたものが含まれていたり。裏腹な感情をどう表現するか、すごく話し合いました」と回顧。
そして「大変なシーンはたくさんありましたが、それでも私は“麗奈”と出会えたことをすごく誇りに思っています。自分の中で殻を破れたような感覚がありました」と演技への充実感をにじませた。
白石にとってさらに印象的だったのは、撮影中に監督が足を骨折しながらも現場に立ち続けていたこと。ある重要なシーンで自身の演技に納得がいかず悩んでいた際、監督から「麗奈が満足するまで僕は足を引きずってでも撮るから、安心してね」と声をかけられたそうで、「本当にうれしくて、この監督についていこうと心から思いました」と、熱のこもった表情で思い返していた。
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