公開初日を迎えたゲキ×シネ『バサラオ』 の初日舞台あいさつが27日、都内で行われ、主演の生田斗真が、中村倫也、古田新太とともに登場した。

南北朝時代ならぬ東西朝時代を舞台にした本作で、絶世の美貌を持つヒュウガを演じた生田。
美の権化役ということで意識した点は「お化粧ですね。お化粧をとても頑張りました。お化粧が苦手で、以前中村倫也くんと共演した際は、右と左の目が違ったり(眉毛が)曲がっていたりしましたが、今回はそういう訳にいきませんでした。一生懸命綺麗に見えるように頑張りました」と明かしつつ、「赤、黒、茶色でぼかしてやってましたね。リップも塗ってました。爪も赤かったんですけど、落とすので大変だったので、常に塗りっぱでやっていました」と公演中は化粧のみならずネイルも塗っていたという。

その影響もあって、「4カ月ぐらいずっと赤いネイルをしていると、(ネイルを)取った時に爪がボロボロになっていました。シワッシワになっちゃいましたよ」と苦笑いも。そんな生田に対して女形の経験もある中村は「斗真くんっぽい。これをやったらこうキレイになるよと言われたことを一生懸命やって、言われてないケアとか知らずにそのままいく感じが斗真くんぽい」と言われたことに忠実な生田を褒めつつ、「メイクに関して言うと、斗真くんが上手く出来た日に僕の楽屋に来て『見て!』って始まる前に言ってました。『ちゃんとできたね!』のカツアゲをされました」と笑いを誘った。

本番前の化粧を1時間前からきっちりやっていたという生田。
その一方で、中村は本番前の直前15分ぐらいであっさりと終わらせたとか。生田が「1時間前からばっちりメイクして倫也くんの楽屋に行くんですけど、ドすっぴんなんですよ。もう始まるよっていうのに。上手にやってました」と化粧に慣れている中村を絶賛。すると中村は「この舞台は大変だから、直前までやる気を入れたくなかった。準備を始めるってなると、もうやんなきゃってモードになるじゃない。休む時はしっかり休む。そう、ギリまですっぴんでオフスイッチをいれてました」とマイペースだった。

本作は、劇団☆新感線が2024年秋に博多・東京・大阪で97回上映され、15万人を動員した大ヒット舞台『バサラオ』を映像化したもの。 物語の舞台は脚本の中島かずきが史実をもとにしつつ発想した、南北朝時代ならぬ東西朝時代。主演の生田斗真演じる絶世の美貌を持つヒュウガと、中村倫也演じるヒュウガの野心に巻き込まれた軍師・カイリ、さらに古田新太演じるゴノミカドらによる裏切りに次ぐ裏切り、逆転に次ぐ逆転の物語を描く。ゲキ×シネでは、生田、中村、古田に加え、西野七瀬、粟根まこと、りょうらの細やかな表情、そして鮮やかな殺陣で魅せる作品の見どころ。
多くのカメラ機材、練達のカメラワークで収録している。
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