俳優の吉岡里帆と水上恒司がW主演を務める実写映画『九龍ジェネリックロマンス』(8月29日公開)と、TVアニメとを繋ぐクロスオーバーPVが公開となった。
懐かしさで溢れる街・九龍を舞台に、会社の同僚として賑やかな日々を過ごす工藤(水上恒司)と令子(吉岡里帆)の姿から始まる本映像。
この度、最終話を迎えたTVアニメと、本予告およびメインビジュアルが解禁された実写映画、ふたつの『九龍ジェネリックロマンス』が交錯するクロスオーバーPVが公開となった。
「工藤さん、私を見てください」という令子の切実な想いから始まるアニメ映像。そこでは、令子と工藤、二人の距離が急速に縮まっていく様子が描かれる中、自分と瓜二つの容姿を持つ「過去の恋人」の存在=「秘密」に気づいてしまい戸惑いと苦しみの中で揺れ動く令子が映し出されている。やがて映像は実写へとスイッチ。「始まりもしないし、終わりもしない、それでよかったんだ」と吐露する工藤(水上)の感情があふれ出すシーンへ。葛藤する工藤に気づきながらも、工藤への恋心を止められない令子(吉岡)は「わたしは『絶対の自分』をなりたい」と、ほかの誰でもない自分自身と向き合いはじめる。過去に囚われたままの工藤と、未来を見つめようとする令子、ふたりが選ぶ「結末」とは……。完結したアニメの余韻が冷めやらぬ中で幕を開ける、もうひとつの『九龍ジェネリックロマンス』の物語。実写映画では、どこか懐かしく美しい「九龍」の街並みを全編台湾ロケによってリアルに再現。アニメと実写、それぞれの手法だからこそ描ける世界観が交錯し、唯一無比の世界を生み出している。
○吉岡里帆がTVアニメ内で金魚の「サクセス」役として出演していた
また、吉岡里帆は、TVアニメ内で令子が飼っている金魚の「サクセス」役として出演していたことが明らかになった。吉岡からは、実写映画への期待が高まるコメントが届いている。
■吉岡里帆のコメント全文
サクセス役を一瞬ではありますが演じさせていただきました。
眉月先生の描くサクセスがとっても可愛く大好きなキャラクターだったので声を入れさせて頂き大変光栄でした!
アニメ版は原作リスペクトが素晴らしく丁寧な感情表現にキュンとしました。
レコぽんと工藤さん、蛇沼とグエン、カップル達の切なくも愛に満ちた関係性は一視聴者として憧れます。
実写版では映画という表現で皆様に楽しんで頂けるようチーム一同アイデアを出し合いました。
ぜひ映画館でも、謎と恋の香りに包まれた九龍の不思議な世界に入っていただけたらなと思っています。
(C)眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会
【編集部MEMO】
『九龍ジェネリックロマンス』あらすじ
「私、九龍に恋をしている―――。」ノスタルジー溢れる街「九龍城砦(くーろんじょうさい)」の不動産屋で働く鯨井令子(くじらい れいこ)は先輩社員である工藤発(くどう はじめ)に心惹かれていた。その恋を自覚した令子は、1枚の写真から工藤にはかつて婚約者がいたことを知るのだが、その婚約者は自分と全く同じ姿だった。妖しくも美しい九龍の街で繰り広げられる日常。秘めた想いは密かな願いと成って、衝撃の真実を連れてくる。過去・現在・未来が交錯する中、恋が、全ての秘密を解き明かす。