女優の橋本環奈が主演を務める映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』(9月5日公開)の本予告映像が10日、公開された。

『カラダ探し THE LAST NIGHT』は、小説創作プラットフォーム「エブリスタ」で人気No.1の携帯小説作品として話題となり、2014年には村瀬克俊による漫画版が漫画誌アプリ「少年ジャンプ+」(集英社)で連載、同サービスで累計閲覧数1億回を初めて突破した人気作品を原作とする2022年公開のホラー映画『カラダ探し』の最新作。


今回解禁された本予告映像では、新たに“カラダ探し”に挑む5人の高校生、一ノ瀬陸人(櫻井海音)・早川岬(安斉星来)・田辺大和(鈴木福)・木下有紗(本田真凜)・鮫田航(吉田剛明)が“赤い人”に立ち向かう姿、“カラダ探し”を止めようと動く高広(眞栄田郷敦)、そして、この世から消えてしまった明日香(橋本環奈)の様子が描かれている。

さらに、追加キャストとして木村佳乃、那須ほほみの出演も明らかに。木村は、“カラダ探し”の呪いのカギを握る謎の女、那須は、有紗(本田)と仲の良いクラスメイトを演じる。

高広たちと“カラダ探し”を終えた直後に消えてしまった明日香は、不気味な暗闇の中で目を覚ます。どこからか「お前のカラダ探しがはじまった」という声が聞こえてくる、

そして、深夜の遊園地に現れた“赤い人”が、陸人・岬・大和・有紗・航の5人を襲っていき、前回同様に“カラダ探し”が終わるまでは、同じ日が繰り返される。“赤い人”の恐怖に翻弄されながらも奮闘する5人だったが、そこに、かつての面影を失った高広が現れ、“カラダ探し”をやめるよう伝える。

高広が言うには、カラダを全て探せたとしても、代わりにこの中の誰かが新たな犠牲者になり、また“カラダ探し”が始まってしまうという。呪いの連鎖を止める術を探すべく動き出した高広と陸人たち5人、そして、別の世界で一人戦う明日香……不気味に笑う謎の女(木村)の言う「本当の死」とは、物語の最後には“カラダ探し”の呪いの謎が明かされる。

そして、学校を舞台に“カラダ探し”に挑んだ前作から打って変わり、今回は呪いによりこの世から消えてしまい、一人別世界にとらわれ苦しむ明日香を演じた橋本は、「やっぱりいきなり出てくるバイオレンスな演出とか、音響効果で近づいてきたとか、そういう怖さももちろんありますし、映像的な動きのギミックが『あぁ怖い』って本当に思う」と、スケールアップした今作の魅力を語る。

さらに、「(恐怖に対して)驚く時に息をすごく使うんです。過呼吸みたいに苦しくなったり、ちょっと酸欠気味になる、そういう体を張る大変さもあれば、CGカットも多いので、出来上がりを想像しながら角度を調整していくのも大変だったりします」と、ホラー作品ならではの撮影時の苦労に加え、「ホラーでは、色々な驚かし方があると思うんですけど、驚かされる側のお芝居がとても大事。ホラー作品では恐がる側の人の“恐怖の顔”っていうのが大事なのかなと思いますね」と語った。


また、「この呪いは、まわりつづける。」というコピーとともに、怪しく不気味に映る遊園地に主要キャラクターが勢揃いした本ビジュアルも解禁されたほか、ヤバイTシャツ屋さんが今作のために書き下ろした「Searching for Tank-top」が挿入歌に決定した。

【編集部MEMO】
前作に続いてメガホンをとる羽住英一郎は、『踊る大捜査線』シリーズのチーフ助監督をTV版から劇場版第1作まで務め、劇場版第2作ではセカンドユニット監督を担当した。映画監督デビューは2024年の『海猿 ウミザル』。同作は、主要キャストを同じくして連続TVドラマ『海猿 UMIZARU EVOLUTION』として放映。2006年には第2作『LIMIT OF LOVE 海猿』が、2010年には完結編となる『THE LAST MESSAGE-海猿』が公開された。羽住監督は、2010年、北九州市文化大使に任命されており、『カラダ探し THE LAST NIGHT』の前作となる『カラダ探し』も、北九州市にてオールロケが敢行されている。
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