映像制作会社のUNITED PRODUCTIONSは、フリーランスのクリエーターをサポートする総合的キャリア支援エージェンシー「UPCA」をスタートさせた。
「UPCA」は、UNITED PRODUCTIONS CREATORS AGENCYの略。
バラエティ番組『千鳥の鬼レンチャン』『あちこちオードリー』、Netflix『トークサバイバー』シリーズ、映画『ショウタイムセブン』『君は放課後インソムニア』などを手掛けてきたUNITED PRODUCTIONS。この事業は、番組派遣数270番組を超える人材派遣を行う同社のHR事業部が担当する。
同社の森田篤社長は「日本のクリエイターは、映画監督、TVディレクター、アニメーター、CGクリエイターなど多くのジャンルで世界トップレベルの才能を持ちながら、海外のクリエイターとの間に大きな収入格差が存在します。この格差は、個人の努力だけでは解決し得ない市場規模や業界構造といったマクロ要因に起因すると考えられます。UPCA設立の背景には、私も日本のクリエイターの一員として、この長年の課題を解決したいという強い信念があります。この問題は一朝一夕に解決できるものではなく、個々のクリエイターやUPCA単独での努力には限界があります。しかし、UPCAの信念に賛同するクリエイターが結集し、やがて大きな力となることで、状況は必ず変えられると確信しています。オールジャパンでこの課題に挑めば、これまで変えられなかった構造を変革し、日本のクリエイターが正当に評価される未来を創り出すことができると信じています」とコメントしている。