オリエントスターの「M42 ダイバー1964 2nd エディション F6 デイト 200m チタン(RK-AU0701B)」は、1964年にリリースされたオリエントのダイバーズウオッチ 2号機「カレンダーオートオリエント」を復刻した機械式のモデル。オリジナルのディティールを再現しつつ、進化した現代の仕様とデザインをまとっている。
今回はこのRK-AU0701Bを実機写真で紹介しよう。18万7,000円で発売中だ。

「M42」はオリオン大星雲を示し、そのオリオンはギリシア神話の中で海神ポセイドンの息子といわれる。オリエントスターのM42コレクションは、高い信頼性が求められるダイバーアイテムとして開発されたという。

オリエントのWebサイトには、1964年のオリジナルモデル(カレンダーオートオリエント)とRK-AU0701Bのフェイス正面を並べた画像があるので、見てみてほしい。時分秒針やインデックス、ベゼルの目盛りなど、共通点を見いだせるだろう。

一方で、針とインデックスの色使い、ベゼルの形状などを見比べると、最新のRK-AU0701Bは現代的な洗練を感じさせる。キリッとした正統派デザインの中に、良い意味で少し控えめなかっこよさがある。なお、RK-AU0701BはISO6425規格に準拠した200mスキューバ潜水用防水を持つ。

ダイヤルや文字板はブラックのようにも見えるが、マットで濃いグレー。チタンの重厚感ある色味に合わせている。インデックスや針の形状はオーソドックスなダイバーズウオッチのデザインだ。
注目は12時位置のパワーリザーブインジケーターで、機械式の腕時計としてはとても実用的な機能。オリジナルのカレンダーオートオリエントにはない要素だ。

モデル名が表すように、ケースとバンドの素材は丈夫で軽量なチタン。113gという軽さを実現しており、コーティングによって耐摩耗性を強化している。チタンは海水や汗にも強いため、ダイバーズウオッチに適した素材だ。ケースサイズは横41mm×縦49.6mm×厚さ14.3mm。風防はARコーティング(Anti-Reflective coating)を施したサファイアクリスタルだ。

ケースと同じくチタン製のバンドは5列仕様。中央部の細い2列はミラー仕上げ、そのほかの3列は筋目仕上げだ。スポーティなケースとデザインに、エレガントさを加えている。

機械式ムーブメントは手巻き付き自動巻きの自社製「キャリバー F6N47」を搭載し、日差は+25秒から-15秒、パワーリザーブは50時間以上となっている。

RK-AU0701BはISO規格に準拠したダイバーズウオッチということでスポーツテイストではあるが、全体を比較的落ち着いた雰囲気でまとめている。
ワイシャツの袖口にも似合うし、夏のカジュアルなスタイルではマットなシルバーとグレーが腕元のシャープなアクセントになるだろう。ビジネスでもプライベートでも身に着けやすい1本だ。

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